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カンボジアの「日本橋」修復と地雷除去を支援ーJICAカンボジア事務所

Global News Asia / 2016年4月22日 7時19分

JICAは3月31日、カンボジア政府との間で、円借款貸付と無償資金協力贈与の契約を締結(JICA提供)

 2016年4月20日、JICAカンボジア事務所が発行する「カンボジアだよりNo56」に、『「日本橋」修復などに資金協力、持続的な成長を支援』と題する記事が掲載された。

(記事)JICAは3月31日、カンボジア政府との間で、円借款貸付と無償資金協力贈与の契約を締結しました。内容は、円借款が国道5号線改修事業に172億9800万円、無償資金協力がチュルイ・チョンバー橋の改修に33億4300万円、 地雷除去機材整備に13億7200万円となっています。

 国道5号線は、プノンペンに近く交通量も多いプレッククダム・スレアマアム間の改修、拡幅にあたり、さらにコンポンチュナン市街地、 オドン市街地を迂回するバイパス道路を整備します。経済発展著しい南部経済回廊の一部をなす国道5号線の交通量は急増しており、その整備が急がれています。

 プノンペン北部にあるチュルイ・チョンバー橋は、別名「日本・カンボジア友好橋(日本橋)」。1963年より活用されたものの、内戦で落橋しました。1992年に日本の無償資金協力で改修されてからは交通の要所として利用されてきました。しかし、こちらも交通量が当初の想定よりも増えていることから、改修が必要となっています。

 また、日本が1998年から支援を継続している公的機関であるカンボジア地雷対策センターの地雷探知機、車両、地雷用防護衣などを整備します。政府によると2015年の国内での地雷や不発弾による被害者は111人(死者18人、負傷者93人)。年間の死者数は内戦終結後最も少なくなりました。しかし今でも地雷除去作業は各地で続いており、除去されていない地域ではいまだ生活の安全を脅かす要因となっています。
【編集 : 高橋大地】

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