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菅首相辞任へ 総裁選の行方混沌

Japan In-depth / 2021年9月4日 0時50分

二階幹事長が菅政権の生みの親であることは、本人が一番分かっているはずなのに、幹事長交代を言い出した。下村博文政調会長には出馬を諦めさせた。





出馬を表明している岸田文雄前政調会長が、党役員の任期を1期1年、連続3期までに制限することを公約とする考えを示した直後、追い打ちをかけるように菅首相が党人事に手を突っ込んだことは、二階氏としては面白いはずがなかろう。不興を買ったのは間違いない。





そもそも、総裁選前のこの時期に党人事を言い出すこと自体、不可思議だったし、まして閣僚人事までとなれば党内が大混乱になることは誰だって分かるだろう。こんな状況で、一体誰が引き受けるというのか。





結局、菅首相は自ら引かざるを得なくなってしまった。当初無投票で総裁選を乗り切るシナリオを菅首相周辺は描いていただろうが、ことここにおよんで総裁選で勝てる見込みが消えた。総裁選で負けることが明白ならば、身を引くしかない、との判断が働いたものと思われる。完全に追い込まれて打つ手がなくなり万策尽きた。菅支持を表明していた安倍・麻生ラインも最後は見切りをつけたものと思われる。





菅不出馬宣言後、事態は急速に動いている。既に出馬を決めている岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相に加え、3日、河野太郎行政改革担当相も名乗りを上げた。









▲写真 河野太郎行政改革担当相 2019年09月11日(水) 出典:Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images





下村博文政調会長や、石破茂元幹事長、野田聖子幹事長代行らも出馬を模索している。これまでにないくらい賑やかな顔ぶれだ。まさか、名前が挙がっている全員が立候補するとも思えないが、複数の候補による総裁選はそれなりに関心を集めるだろう。





自民党はここにきてようやく覚悟を決めた。菅首相と心中するのはごめんだと言わんばかり、自分たちが選んだ菅氏を切った。ある意味、民が政治を動かしたと言えるのではないか。





これで、自民党は衆院選で大敗するリスクをかなり減らしたことは間違いない。野党は千載一遇のチャンスを逃した。









▲写真 岸田文雄前政調会長(2020年09月14日) 出典:Photo by Eugene Hoshiko - Pool/Getty Images





しかし、誰が自民党総裁に選ばれようと、菅首相が必死に戦ってきた新型コロナの猛威が減じることはない。次々と変異するウイルスに対抗していかねばならないことに変わりは無い。





だれが総裁になり、政権を担うことになろうと、コロナ対策を筆頭に、経済対策、エネルギー問題、外交・安全保障問題など、待ったなしの課題が山積だ。死ぬ気で改革を推し進めなければ、次の政権も短命に終わるだろう。





次の首相を決める総裁選は今月末に迫っている。





トップ写真:会見する菅首相(2021年7月30日) 出典:Photo by Issei Kato - Pool/Getty Images




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