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SNSで注目「リアルすぎる赤ちゃん人形」が売れる“意外な理由”。制作者の思いを取材

女子SPA! / 2024年3月31日 15時45分

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提供:リボーンドール工房POPO

 本物の赤ちゃんにそっくりな人形、リボーンドール。リボーンが「生まれ変わり」を意味するように、そこに本物の新生児がいると見紛うほど精巧に作られています。

 高齢者や一人暮らしの人、子どもを持てない人など、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちがリボーンドールを迎え、心を癒やしているとのこと。

 国内でリボーンドールの制作・販売を行う工房「POPO」のオーナー・ぽぽさんに、セラピーの側面を持つリボーンドールについて話を聞きました。

◆リボーンドールはアメリカ発祥。日本での認知度は低い

――リボーンドールとの出会いを教えてください。

「リボーンボールはアメリカが発祥で、まだ30年ほどの歴史しかありません。日本ではここ10年ほどで、インターネットを通じてリボーンドールを知る人が少しずつ増えてきました。私が初めてリボーンドールの存在を知ったのも、アメリカのeBayというECサイトがきっかけです」

――それから会社を立ち上げようと考えたきっかけは?

「もともと医療関係の仕事に携わっていたこともあり、初めてリボーンドールを見たときはセラピーやケアの要素を持っていると感じたんです。それから、日本でも必要としている人がたくさんいるのではないかと考えるようになりました

最初は数人でリボーンドールを作っていたのですが、周りに譲ってみたところ想像以上に好評でして。日本ではリボーンドールを制作する場所が少なく、ほとんどが海外からの輸入に頼っていることもあり、2023年8月に自分たちで会社を立ち上げることにしました」

◆SNSにはさまざまな反響が寄せられる

――どのようなメンバーが働いているのでしょうか?

「3人で日々コツコツと活動しています。私はリボーンドールをセラピーの観点から見ているのですが、他のメンバーは可愛らしさに魅力を感じていたりなど、さまざまなところで愛着を持っています。

とはいえ、制作サイドとして関わる時は、メンバーは完成度の高い作品を作りたいという強い意志を持っていて、チーム内は職人気質な雰囲気があります。単純に可愛いだけでなく、高品質でより良い作品を作りたいという共通認識は常に持っています」

――POPOを通してリボーンドールを知った人の反響はどうでしたか?

「リボーンドールは実際に見てもらったほうが伝わりやすいと思ったので、TikTokやinstagramでも発信をしています。動画を見てくださる方のほとんどがリボーンドールを初めて知り『可愛い』と感じてくれる人もいれば『怖い』という反応もありました。

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