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基準地層ベップワニアンは落選 地質年代「人新世」採用巡り

共同通信 / 2023年7月12日 2時0分

「人新世」の始まりを示す基準地層の最終候補地となったクロフォード湖(カナダ・カールトン大のティム・パターソン博士提供・共同)

 46億年の地球史を分ける地質年代の一つとして、核実験が本格化した1950年ごろ以降を「人新世」とする提案を巡り、国際地質科学連合(IUGS)の作業部会は11日までに、始まった時期を示す基準の地層としてカナダの湖を最終候補地に選んだ。候補の一つだった大分県の別府湾は落選した。地質時代の名称を巡っては約77万~12万年前がチバニアン(千葉時代)と命名されており、「ベップワニアン」も期待を集めていたが実現しないことになった。

 カナダの湖の認定審査が進むが、人新世を地質年代として採用するかの議論も続けられる。2024年に韓国で予定されている万国地質学会議での結論を目指している。

 発表によると、世界各地12カ所の中から選ばれたのはカナダ最大の都市トロントに近いクロフォード湖。別府湾では、加三千宣・愛媛大准教授(地質学)らの研究チームが調査を行い、基準となる地層にふさわしいとしていた。

 候補地となるには60%の賛成が必要だったため、投票を3回行って絞り込んだ。

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