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右に出る者なしのムカつく王子? 歴代『ドラクエ』屈指の嫌われキャラ3選

マグミクス / 2023年9月27日 21時10分

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■プレイヤー「お前マジでぶっ飛ばすぞ!」

 壮大なストーリーが展開されるRPG『ドラゴンクエスト』シリーズでは、「胸糞」な展開も登場します。今回はそんな胸糞展開に関連し、かなりの「クズ行為」でプレイヤーに嫌われてしまったキャラを紹介します。

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』に登場した「ラインハット王妃」は、ラインハット王の後妻として登場したキャラで、主人公の仲間でありラインハットの王子でもあるヘンリーの義母です。当初は母のいないヘンリーが寂しい思いをしないようにと迎えられた、癒しのような存在かと思われていました。

 しかし、ラインハット王との間にデールという子供が生まれたことで、「ラインハット王妃」の本性が判明します。なんとラインハット王妃は、自分の実子であるデールに王位を継承させるために、ヘンリー誘拐を企ててしまうのです。

 悪党に誘拐されたヘンリーは古代の遺跡に幽閉されたうえ、10年間も奴隷として生活することを余儀なくされました。王族から奴隷にまで転落してしまったヘンリー王子の悔しさは、計り知れません。さらに主人公の父・パパスも、この誘拐事件のせいで命を落としています。

 その後、ラインハット王が崩御し、ヘンリーも行方不明になってしまったため、デールはラインハット王妃の思惑通りに王位を継承します。自らも太后としてラインハットに君臨する彼女の姿に、憤りを覚えたプレイヤーは多かったことでしょう。

『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』に登場したレブレサック村の村長も、多くのプレイヤーに嫌われているキャラのひとりです。過去と未来を行き来する同作において、過去のレブレサック村では、魔物が作り出した霧によって村が封印されるという事件が起きていました。

 霧の真実を暴くため、村の神父は魔物の拠点の調査を試みます。しかし、力及ばず「神父が生きている間は村に手を出さない」という条件のもと、彼はボトクという魔物と姿を入れ替えられてしまいます。

 魔物の姿と化して教会に戻った神父ですが、村人たちは「教会に住み着いた魔物(中身は神父)こそが霧の元凶である」と誤解してしまいます。そして憎しみの対象となった神父は、村びとたちから火あぶりにされる危機に追い込まれてしまうのです。

 その後、神父は主人公たちの活躍によって、誤解を解くことに成功します。しかし、被害にあった神父は「自分が村にいると村びとたちが罪悪感を抱いてしまう」という理由から村を去ってしまいましあ。真実を知った村びとたちも、自分たちが犯した過ちを石碑に残して後世まで伝えることを決意するのです。

 しかし、主人公たちが未来のレブレサックを訪れると、過去の事件は「旅人(主人公たちのこと)たちの正体が魔物であり、村人たちと神父が協力して討伐した」という趣旨の内容に改ざんされていました。そのうえ、村には「偉大なる神父様の墓」が建設されており、村びとたちの過去の過ちが完全抹消されているのです。

 その後、主人公たちは村長に真実の石碑を提示します。しかし、村長は「村のためにはこんなものはあってはならない」と石碑を叩き壊し、「何ひとつ昔のものは残ってない」と開き直るのです。

 その他にも、真実を語り継いでいたリフの一族を嘘つき呼ばわりするなど、村長は村に都合のいいように歴史を塗替えていたことが分かります。真実を知っているプレイヤーたちは、村長にかなり腹が立ったことでしょう。

■許嫁の王妃様にムチで攻撃? 圧倒的な嫌われっぷりに「貫禄すら感じる」

『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(スクウェア・エニックス)

『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』のチャゴスも、嫌われているキャラの筆頭格です。チャゴスはサザンビーク国の王子で、トロデーン国のミーティア姫とは婚約者の関係であることが知られています。

 しかしこのチャゴス王子は、お世辞にも気品のある性格であるとは言えません。横暴で腹立たしい言動はいくつかあげられますが、多くのヘイトを集めたのは、やはりミーティア姫との一件でしょう。ミーティアはドルマゲスの呪いによって馬に姿を変えられており、チャゴスが旅に加わる際も馬の姿で対面していました。

 旅の途中、チャゴスが嫌がるミーティアの背中に無理矢理乗っかろうとし、そのまま振り落とされるイベントが発生します。馬の正体がミーティアだと知らないチャゴスは、逆ギレしてミーティアにムチを打とうとし、間に入ってきたミーティアの父に対しても、容赦なくムチを浴びせようとするのです。

 真実を知らなかったとはいえ、動物や弱者に対する横柄な態度が目立ったチャゴス王子は、身も心も優しいミーティア王妃の許嫁として、登場したことでより醜悪さが際立っていたと言えるでしょう。

 さまざまな理由で嫌われるキャラたちですが、印象が強ければ強いほど、思い出に残るというのも事実です。『ドラクエ』シリーズの感動には、こうした「嫌われキャラ」たちによる刺激が不可欠だったのかもしれませんね。

(マグミクス編集部)

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