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ニコニコ超会議のKADOKAWA「超ダ・ヴィンチストア」を3年連続で取材。イベント出展・体験型書店のゴールを見た

マイナビニュース / 2024年4月28日 18時11分

画像提供:マイナビニュース

ゴールデンウィークといえば「ニコニコ超会議」。動画配信プラットフォームとしては若干下火なのでは……と思わせておいて、“ちょうどいい温度感”での持続的な成長を続けるサービスが継続的に実施している大規模オフラインイベント。筆者がこのイベントを一言で説明するとすれば、他のイベントに類を見ない「混沌としたごった煮」感が特徴です。

主催のドワンゴの親会社であるKADOKAWAも同イベントにブース出展しており、縁あってマイナビニュースは今年で3年連続の取材を実施しました。「サステナブルな未来の書店」を掲げるブースは穏やかに軟着陸を遂げ、規模を拡大しつつイベントでの体験型書店として完成度を高めてきた印象です。

超ダ・ヴィンチストアとは

例によって「超ダ・ヴィンチストア」について振り返っておくと、KADOKAWAが所在するところざわサクラタウンにあるリアル書店「ダ・ヴィンチストア」を再現したもの。DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、KADOKAWAがイメージするサステナブルな未来の書店を表現した、と特設ページで紹介されています。

KADOKAWAの出展ブースとしては「超ダ・ヴィンチストア」に加えて、今年は「KADOKAWA CRAFT CAFE」「Re:ゼロから始める異世界生活 バーチャルフォトスポット」「【推しの子】 ARフォトスポット」が新設されています。ブース面積もかなり大きくなっており、IP(いわゆる版権モノ)に内容を寄せつつ勢力を増した形です。

やはり今年も「書籍のAIリコメンド」体験が行えました。筆者含め、本好きは放っておいても勝手に本を買って読み続けていくものですが、そうでない人間にどう本をオススメしていくかは大きな課題。

そこで今年は昨今流行りのAIを活用し、まさにAIが得意とする領域であるレコメンデーションをやってみようという展示です。ちなみに一昨年はアキネーターのようなもの、去年は読書インフルエンサー氏による遠隔人力オススメだったので、何気にかなり洗練されていると言えるでしょう(「AI書店員ダ・ヴィンチさん」自体は去年もありました)。

ブース外周に設置されている「❤AI高校生ナツノ~一緒にアニメ見よ?~」も体験できたところで、ブース内部のリアル書店を見て回りました。一昨年はVRゴーグルを装着して仮想の本屋を体験する展示、去年は紀伊国屋書店とコラボした展示でしたが、今年は書店へと立ち返ってブース面積を拡大し、品揃えが大幅に強化されている点がポイント。“アニメ化作品”というメディアミックスを切り口として用いたことで書店・出版社の縛りを上手くズラし、他社刊行物の取り扱いにも成功しています。

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