ライフサイエンス事業の紹介(LC-QTOF/MSによる未知物質のスクリーニング)
PR TIMES / 2024年4月8日 11時45分
[画像: https://prtimes.jp/i/88440/3/resize/d88440-3-43333ea13a3f16a9ab0d-0.jpg ]
これまで当社が実施した極微量分析や環境DNAなどのバイオ関連分野は、代謝物質などを対象とするライフサイエンス分野と共通のリソース(分析装置や設備)を使用していました。
培った経験と技術を活用し、これまでの環境分野から幅出しできる新分野にも積極的に対応します。
中外テクノスでは、新分野に挑戦する為「LC-QTOF/MS」を導入し、更なる最新技術を提供します。(石高取締役本部長)
■当社のLC-QTOF/MSの特徴
●低分子から高分子まで精密質量を測定可能(質量範囲:m/z20-10,000)
●高分解能(>60,000)かつ高質量精度(1ppm未満)
●精密質量測定により成分の推定、同定が可能
●幅広い研究・調査のニーズに対応
●弊社ではライブラリを豊富に保有
代謝物、法医学毒物、抽出物と浸出物、環境水スクリーニング、NIST 20 LC/MS/MSライブラリなどが充実しています
■当社のLC-QTOF/MSの用途
●食品分野 機能性成分の分析品質管理(残留農薬混入物)
●化学工業系規制物質の含有調査 プラスチックの構造解析
●脱炭素分野 燃料中の不純物や排ガス分析
●バイオ分野 アミノ酸やタンパク質などの同定代謝物の測定(メタボローム解析)
■LC-QTOF/MSの具体的事例
<食品分野>
目的 豆乳と醤油に含まれているイソブラボン類の違いを確認したい
業種 食品メーカー
結果 精密質量からイソフラボン類の分類が可能であった
<脱炭素>
目的 CO2回収に利用するアミン吸収液に含まれる物質を特定したい
業種 プラントメーカー
結果 分離・回収プロセスから排出される化学物質の定性が可能となった
<研究>
目的 ミコール酸を持っている菌体のミコール酸の定量分析方法を検討したい
業種 大学・研究機関
結果 GC-MSやLC-MSでは検出できない高分子脂肪酸を分離検出可能であった
<微生物バイオ>
目的 微生物培養試験の残試料を解析したい
業種 食品工場
結果 残試料からアミノ酸や二次代謝物が検出することができ、培養条件の検討をサポートした
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