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国税局のガサ入れに税理士を逆恨み!「ヤバすぎる社長の発言」に退職を決意するまで

日刊SPA! / 2024年4月5日 15時53分

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※画像はイメージです

 入社した会社で違和感を覚えても、すぐには退職と直結しないことも多いのではないだろうか。けれど、水宮美由紀さん(仮名)は自身の体験から、「勤務中に違和感を覚えたら、退職までの計画だけでも早いうちに立てたほうがいい」とアドバイスしてくれた。
 以前に勤めていた会社の人間関係に悩み、退職を考えていたという水宮さん。そんなとき、仕事関係で知り合い、仲良くしてもらっていたTさん(男性・40代)から「ちょうど欠員が出そうなので、ウチの会社で働かないか」と声をかけられる。

◆転職先でドン引きした社長の行動

「Tさんとは1年以上前にクライアント先が同じだったことがキッカケで知り合い、仲良くしてもらっていたこともあり、正直すごく嬉しいお誘いでした。そして、Tさんから社長に話をしてくれ、めでたく転職することになったのです」

 ところが入社して早々、次々と違和感に直面する。社長は陽気な人だったが、しゃべりすぎるところがあり、あからさまに有頂天になるタイプ。あるとき営業から戻ると、社長が上機嫌でデスクの上に座って足を組んでいてドン引きしたこともあった。

「個人情報や情報漏洩に厳しくなっているこのご時世にもかかわらず、お客さんから別のお客さんについて聞かれると、ペラペラと話していることも日常茶飯事。そして、週2~3回は飲み会を開催し、私を含む従業員4人全員に誘いの声をかけていました」

◆二重帳簿が発覚して国税局が突入

 水宮さんは「この会社は、毎日のように飲みに行けるほど儲かっているのだろうか?」と、日を追うごとに疑問が湧いてくる。けれど、自分自身はほとんど飲みに行かなかったため、そこには触れずに過ごしていた。

「そんななか、使用した収入印紙を水に浸して再利用しているのを専属の税理士さんにみつかり、叱られている社長を目撃したんです。ほかにも、勤務中に先輩社員と社長が話している内容で『それって、大丈夫なの?』と思うことが何度もありました」

 でも、まさか社長が二重帳簿を付けていて、国税局が突入してくるとは想像もしていなかったという。従業員は4人と少ないが、法人としての届け出もしている会社。水宮さんにとっては、「まさか」の出来事だった。

「ある日、会社の電話を取った社長が青ざめた声で『国税が……!』と、あたふた。電話を切るとすぐに『いまから国税が入るらしい!』と、会社の隅にある金庫から資料のようなものをたくさん取り出し、小さいダンボールに詰めはじめたのです」

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