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SNSでバズりまくる「コロンビア大卒のギャル准教授」が、帰国して驚いた“日本の常識”

日刊SPA! / 2024年4月6日 8時52分

BossB:いやいや、私は有名になりたくはないし、テレビ出演は全て断っています。メインストリームは私のアナーキー精神と相反するものがあるので。社会の「縁」にいる人々に、同じく「縁」からメッセージを届けたい。そのためにSNSを使っています。1990年代、インターネットができたときには「これこそがアナーキーだ!」と叫んだくらい。インターネット以前の海賊ラジオ的感覚です。今でこそSNS界はグーグルなどに牛耳られていて、人々は偏ったフィルターバブルにマインドコントロールされてしまっていますが、自由という基本精神は残っていると信じています。

──自由に意見するのは、日本で組織に属する人にとってはなかなか難しいです。

BossB:守るべき家族がいる人は、職場で意見することは難しいと感じるかもしれません。一方、年を重ねると立場が上になることも多いので、上の人間には下が意見を言いやすい土壌をつくってあげてほしい。発想が限りなく自由で創造性があるのは若者たちのほうだから。経験を重ねた人間には知恵がある。まあ、なかにはない人もいますが、ある可能性が高い。その知恵を未来ある若者たちの才能開花のためにどう使うかなんです。地位や権力のある中高年の知恵と若者の創造力とパワーが合体したときにイノベーションが生まれるのではないでしょうか?

──今後もSNSでそうした発信を続けていく予定?

BossB:そうですね。発信する手段としてSNSは続けていきます。あとは、日本のストロングポイントであるアニメや漫画を使って宇宙思考を広めたいし、全国ツアーもやってみたい。本が台湾語に翻訳されるから台湾や中国でも私のメッセージが届くのか試したいし、学者としては宇宙と哲学の複合領域で何か生み出したいですね。

──生涯現役ですね。

BossB:祖母も116歳まで自由奔放に生きたから、私も120歳まで生きますよ! ピース!

BossB
1971年生まれ。本名・藤田あき美。ニューヨークの工科大学に進み、’03年コロンビア大学大学院博士課程修了(天体物理博士号)。研究所勤めを経て、約7年間育児に専念。帰国後、’14年から信州大学工学部工学基礎部門講師。’22年から准教授

取材・文/櫻井一樹 撮影/武田敏将

―[インタビュー連載『エッジな人々』]―

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