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悪童ネリ54.8kg、余裕の500gアンダーで計量一発パス! 井上尚弥は55.2kg、34年ぶり東京D興行が成立

THE ANSWER / 2024年5月5日 13時1分

ともに計量をクリアした王者・井上尚弥(左)と挑戦者ルイス・ネリ【写真:高橋学】

■Amazon プライム・ビデオで独占生配信

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。5日は東京ドームホテルで前日計量が行われ、メインイベントの王者・井上尚弥(大橋)が55.2キロ、元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が54.8キロでパス。34年ぶりの東京Dボクシング興行の舞台がついに成立した。戦績は31歳の井上が26勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。

 これまで以上に緊張感のある計量が行われた。先に計量台に乗った井上。黒いパンツ姿で55.2キロ。即コールされ、ポーズをつくった。続いて短パン姿のネリも即読み上げられ、54.8キロで一発パス。両拳を握り、見つめた井上もうんうんと頷いた。写真撮影の後に恒例のフェースオフ。互いの顔が2センチに近づき、約20秒睨み合った。ネリ陣営が奇声を上げて盛り立てる中、関係者が制止してようやく両選手がその場を離れた。

 違反歴のあるネリはオーバーの懸念があり、体重を毎日測定。結果が興行主に報告されていた。ドーピング検査も5回以上クリア。4日の会見では「体重はもうリミット内だ」と自信を見せていたが、500グラムも下回る余裕のクリアになった。

 ネリは2017年8月の山中慎介戦の薬物検査で陽性反応。18年3月の再戦は大幅な体重超過でWBC世界バンタム級王座を剥奪された。ともに勝利したが、日本ボクシングコミッション(JBC)から国内のライセンス無期限停止処分に。海外でリング復帰し、20年9月にスーパーバンタム級で世界2階級制覇。今年2月、ネリと陣営はJBCに謝罪と資格回復を求める書面を提出。規定に基づき、処分が解除されていた。

 1990年のマイク・タイソン―ジェームス・ダグラス戦以来34年ぶりの東京Dボクシング興行。日本人がメインイベントを務めるのは初めてとなる。Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多となる。

 尚弥―ネリ戦以外の各カードと前日計量の結果は以下の通り。全選手がパスし、試合が成立した。

▽WBO世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦
王者ジェイソン・マロニー(豪州)53.4キロ
VS
同級5位・武居由樹(大橋)53.4キロ

▽WBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦
王者・井上拓真(大橋)53.4キロ
VS
同級1位・石田匠(井岡)53.4キロ

▽WBA世界フライ級(50.8キロ以下)タイトルマッチ12回戦
王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)50.7キロ
VS
同級3位・桑原拓(大橋)50.7キロ

▽スーパーバンタム級(55.3キロ以下)8回戦
元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)55.2キロ
VS
ブリル・バヨゴス(フィリピン)55.0キロ(THE ANSWER編集部)

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