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【ソフトバンク】山川穂高 単独トップ6号決勝弾「リチャードいるのは完全に意識」

東スポWEB / 2024年4月30日 23時57分

先制のソロ本塁打を放ち、どすこいポーズを決める山川穂高

ソフトバンクの山川穂高内野手(32)が30日の楽天戦(みずほペイペイ)で4月最終戦を豪快な一発で締めた。2回に放った決勝の先制ソロは、リーグ単独トップに躍り出る6号。チームは有原の8回零封の好投、柳田の3号中押し弾も飛び出すなど今季最長の7連勝を飾った。4月を終えて、18勝6敗2分けと開幕ダッシュに成功した。

山川の決勝弾はこれで3発目。貴重なアーチがチームの白星量産を後押ししている。充実の滑り出しに「苦しかったが、苦しかったわりにできた部分もある」と新天地で4番を張る大砲は手応えを語った。

この日からかねて自主トレなどで面倒を見てきたリチャードが一軍昇格。一日を通して、いつも以上にリラックスした表情が印象的だったが、理由があった。山川は「リチャードがいるってのは完全に意識してます。いてよかったです。仲がいい選手が多いとはいえ、長年、自主トレで一緒にやってきた後輩が上がってきたら、僕も頑張ろうと思う。その中で練習からほぼ一緒。試合中も隣で話ができた。それが僕にとってもよかった」と説明。会話することで確認作業が効率化することを歓迎した。「面白いもんで、抱え込むよりもしゃべった方が気は楽」。一方、リチャードにとっては勉強の機会になる。ウィンウィンの関係性が発揮された一日だった。

この日、途中出場のリチャードは7回、併殺打に倒れたが、内容のある打撃だった。これに山川は「冗談抜きでよかった。絶対いいです。アプローチの仕方、変化球にも崩されずしっかり振れた。結果を出そうとしても出るもんじゃない。そういう打席を積み重ねていけば、おのずと結果はついてくる」と断言。後輩の今季初打席に確かな光を見いだしていた。

試合後はルーティンである居残り練習で感覚などを確認。〝キング〟で4月を締めたFA砲には、貫禄が漂っていた。

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