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ネリ陣営が〝凡ミス〟「トランクス履けない」と格闘技ショップにSOS

東スポWEB / 2024年5月6日 6時2分

格闘技ショップに救いを求めたネリのトレーナー(左=サミール・ロサノ)。右はネリの父親(GRIT FIGHT SHOP代表取締役の赤木敏倫さん提供)

ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一戦(6日、東京ドーム)で、4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)に挑むWBC同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)陣営が、試合前に〝凡ミス〟を犯していた。

JR水道橋駅近くの格闘技ショップ「GRIT FIGHT SHOP」で店長を務める赤木敏倫さんは「4月下旬に、ネリのトレーナーが開店前に来て、試合当日に使用するトランクスを持って『メインスポンサーのロゴとひもを一緒に縫い付けてしまった。パンツが開かなくなって、ネリが履けない。糸をほどいてほしい』と言われた」と明かした。

世界中が注目するビッグマッチの前に、まさかの事態。赤木さんは「店にカッターがあったので、ロゴを取った。これでいいかと聞いても、ぐずぐず言うので、家庭用のミシンで1日かけて、ネリが履けるようにロゴをつけてあげた。うまく使えたみたいで、そこから3、4日続けてネリ軍団が来て、ネリのお父さんから『重要なスポンサーだったので、ありがとう』と言われた」と笑顔で振り返った。

最終的には本人も来店。赤木さんは「ネリもお礼を示しに来てくれて、近くのディスカウントショップで買った子供用のグローブを持ってきて『ペンをくれ』と言われた。ただ、おもちゃのグローブにサインを書いてもらうのはもったいないと思ったので、店にあったグローブにサインを書いてもらった」。意外(?)にも礼儀正しい〝悪童〟がそこにはいた。

赤木さんからは、こんな提案もした。「店にトレーニングスペースがあって、水抜き用のサウナもあるので『もし体重が落ちなかったら、もう1回ここに来て相談してほしい。体重超過に気を付けてほしいし、正直なところ井上を応援している』と伝えたら、ネリ陣営は笑ってくれた」

5日に行われた計量でネリはリミットを500グラム下回る54・8キロでクリア。赤木さんは「計量クリアしたのを聞いてホッとした。単純に(格闘技)ファンとしてこの試合が見たかったので、試合が成立して良かった」と試合が待ちきれない様子だった。

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