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「勉強しなさい」が不要な子が育つ"親の接し方" 子どもの自己教育力を高めるための6のポイント

東洋経済オンライン / 2023年12月12日 6時40分

(写真:pearlinheart/PIXTA)

「モンテッソーリ教育」といえば、日本では幼児のための教育法として知られているが、世界を見渡せば小学生のための教育法も存在している。書籍『学ぶのが好きになる! 小学生のためのモンテッソーリ教育』は、これまで日本ではほとんど紹介されてこなかったその内容について、0~12歳までのモンテッソーリ教師・あべようこさんがまとめたものだ。本書の内容を抜粋しながら、小学生の知的好奇心を刺激することで「学び好き」になってもらうためのヒントを紹介する。

※本稿は『学ぶのが好きになる! 小学生のためのモンテッソーリ教育』の一部を抜粋し、著者による追記・編集を行ったものです

モンテッソーリ小学校から、教育のヒントを学ぼう

子どもにもともと備わっているとされる「自己教育力」。これを伸ばすために、モンテッソーリ教育の小学校には、子どもが学びを好きになるためのヒントがたくさんつまっています。

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ただ残念ながら、今の日本にはモンテッソーリ教育の小学校がなく、私が運営する「モンテッソーリ・ファーム」のような私設スクールや、モンテッソーリ教師資格者のいる教室などもとても少ないのが現状です。そうした日本の状況を変えるべく、現在、私はモンテッソーリ小学校をつくるための準備を進めていますが、モンテッソーリ小学校教師が少ないことなどの現状があり、開校にはまだまだ時間がかかりそうです。

けれど、モンテッソーリ小学校の特徴を知ることで、ママやパパがおうちでお子さんと接するときに役立つ、たくさんのヒントを得ることができます。ヒントを基に接することで、お子さんの「学び」に対する姿勢がきっと変わってきます。

Point① 先生主導ではなく、子どもが主体

前回もお伝えしましたが、モンテッソーリ教育の大きな特徴として、「先生主導」ではなく、「子どもが主体」で学びが進むということがあります。

0~12歳の「児童期」にいる小学生は、ものごとの因果関係を強く知りたいと思っていますから、そんな子どもの学習意欲に火をつけるべく、モンテッソーリ小学校の先生たちは、子どもがワクワクして「もっと知りたい!」と思えるようなテーマを日頃から収集しておき、折を見て物語という形で伝えていきます。

物語はおうちでもできますから、ママやパパが興味を持っている事柄について、ぜひお子さんにお話ししてあげてください。ご自分のお仕事に関連するお話でも、趣味の歴史の話でも構いません。お話しの仕方については、前回の記事をお読みください。

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