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実は日本独自、KFC「カーネルクリスピー」の秘話 「天ぷら」由来!ケンタの人気商品に潜む情熱とは?

東洋経済オンライン / 2024年4月1日 13時0分

いつもであれば、本連載は店内で食事しますが、今回は特別にテイクアウトで食べることにしました。ちなみに、現在ケンタッキーのテイクアウト比率は7割ほどだそう。もともとテイクアウトに強いチェーンではありましたが、コロナ禍によってさらに比率が高まったそうです。

できるだけ提供したての商品を食べたい、そんなはやる気持ちを抑えながら帰宅して、開封していきます。

まずは代名詞であるオリジナルチキンから。オリジナルチキンには「サイ(腰)」「ウイング(手羽)」「キール(胸)」「リブ(あばら)」「ドラム(脚)」の5部位があり、2ピースを注文した今回はサイとウイングが入っていました。

サイは商品ページで「脂身が多く食べ応えバッチリ」とあるように、サイズ感もかんだときのジューシーさも抜群です。本来は真ん中の太い骨を抜くと食べやすいのですが、ズボラな筆者は気にせず食べ進めてしまいました。

ウイングは、肉質がしっかりした部分と柔らかい部分を味わえるので、1ピースでお得な気分に浸れます。こちらも「公式」の食べ方では、手羽中の2本の骨をひねって抜くと、食べやすいそうです。

「かむ楽しさ」を感じる商品

さて、いよいよメインのカーネルクリスピーを食べましょう。

カーネルクリスピーの特徴は、何といっても衣です。そのクリスピー感は見た目だけでも十分伝わりますが、一口食べるとなお一層の驚きを覚えます。軽やかな口当たりですが、かみ応え十分の衣で「かむ楽しさ」を感じる商品といえるでしょう。

もちろんカーネルクリスピーの特徴は、衣だけではありません。やわらかい鶏むね肉をにんにく・しょうゆベースで整えた味付けで、しっかりとパンチが利いています。

衣だけでなく、鶏むね肉であることから肉をかむことで口の中に風味が広がり、ハッキリいって1本では物足りなく感じてしまうくらい、ある種の“中毒性”を持っているといえるでしょう。

にんにくと、かみ応えのある食べ物が好きな筆者にとっては、やはりオリジナルチキンもさることながら、創業者の名を冠したこのカーネルクリスピーこそが代名詞である。あらためてそう感じました。

ここであらためて、ケンタッキーの紹介です。

創業者はカーネル・サンダースとして知られていますが、実は本名ではありません。本名は「ハーランド・デーヴィッド・サンダース」で、「カーネル」はのちにアメリカ・ケンタッキー州から与えられた称号です。

カーネル・サンダースはもともとガソリンスタンドのオーナーを務めており、1930年に倉庫を改造してカフェを開くと、たちまち繁盛してレストランに。日々レシピの研究を続け、試行錯誤を重ね、1940年に現在の調理法を編み出しました。

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