ブラジル南部で大雨被害 この先も強い雨が続くおそれ

ウェザーニュース

ブラジル南部では大雨により被害が拡大しています。この後も数日程度は強い雨の降るおそれがあり、さらなる被害が懸念される状況です。

10日間で400mm以上の雨量

ブラジル南部では4月末から前線の停滞により断続的に大雨となっています。ブラジルの国立気象研究所の解析では、ここ10日間の雨量が南部の多い所で400mm以上に達している状況です。

この地域の4月、5月の月間雨量は平年で100mmに満たない程度ですので、かなりの大雨といえます。

現在も北から流れ込む暖かく湿った空気の影響で前線の活動は活発になっていて、この先数日は雨雲の発達しやすい状態が続く見通しです。これまでの大雨ですでに影響が出ている所に強い雨が降ることで被害が拡大するおそれがあります。

現地の気象当局は大雨による警報を発表し、引き続き警戒するように呼びかけています。