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寄港拒否のクルーズ船、米大統領がフロリダ州に受け入れ促す

ロイター / 2020年4月1日 14時33分

<description role="descRole:caption"> 3月31日、トランプ米大統領は、船内で新型コロナウイルス感染者が確認され各国で寄港を拒否されているクルーズ船「ザーンダム」について、フロリダ州当局者に受け入れるよう求めた。写真は「ザーンダム」。パナマで28日撮影(2020年 ロイター/Erick Marciscano) </description>

[31日 ロイター] - トランプ米大統領は31日、船内で新型コロナウイルス感染者が確認され各国で寄港を拒否されているクルーズ船「ザーンダム」について、フロリダ州当局者に受け入れるよう求めた。

トランプ氏はホワイトハウスでの会見で、受け入れに難色を示しているフロリダ州のデサンティス知事と話しをすると述べ、「船の上で人々が死にかけている。われわれにとってだけでなく、人類にとって正しいことを行う」と説明した。

クルーズ船運航会社ホーランド・アメリカ・ラインのクルーズ船ザーンダムでは、乗船者の新型コロナ感染が確認され、既に4人が死亡している。中米の太平洋岸で足止めされていたが29日にはパナマ運河の通過が認められた。

パナマ運河通過前、医療スクリーニング検査をパスした3分の2近くの乗客は姉妹船の「ロッテルダム」に移動した。2つの船はフロリダ州南部のフォートローダーデールにあるエバーグレイド港に向かっているという。

ザーンダムには乗客・乗員約1050人、ロッテルダムには約1450人が乗船しているという。新型コロナの感染拡大が懸念されるなか、フロリダ州で誰が下船できるかは不明。

フロリダ州のデサンティス知事は30日にフォックス・ニュースとのインタビューで、フロリダ州の住民以外を受け入れて貴重な医療施設を使わせることはできないとし、受け入れに難色を示した。また同日の会見では、ザーンダムを寄港させずに医療支援を行う方が好ましいとの考えを示した。

30日時点で、ザーンダムの76人の乗客、117人の乗員にインフルエンザのような症状が出ており、8人は新型コロナの検査結果が陽性だったという。

ザーンダムは3月7日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスを出航。3月21日にチリのサンアントニオでクルーズを終了する予定だった。約2週間前にチリのプンタアレナスに寄港してから誰も下船していない。

ホーランド・アメリカラインは、カーニバル 傘下のクルーズ会社。

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