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EU、通商協定締結へ取り組み加速検討 ウクライナ戦争など踏まえ

ロイター / 2022年6月4日 3時0分

6月3日、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)は、ウクライナ戦争などの課題に対応するため、第三国との通商協定締結に向けた取り組みの加速を望んでいると表明した。これまでの半年間は中断していた。写真は2019年9月、ブリュッセルで撮影(2022年 ロイター/Yves Herman)

[ブリュッセル 3日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)は3日、ウクライナ戦争などの課題に対応するため、第三国との通商協定締結に向けた取り組みの加速を望んでいると表明した。これまでの半年間は中断していた。

ドムブロフスキス氏はルクセンブルクで開かれた閣僚会合で、通商協定の締結、署名、批准のための努力を強化すべきという「非常に幅広いコンセンサス」があったとし、「供給網の安全を確保し、域内の輸出業者に新たな機会を創出するため、現在の地政学的な状況を再検討する必要がある」と言及した。

ドムブロフスキス氏は、EUが通商協定をより重視するようになった主因はウクライナ戦争だが、それだけでなくロシアのウクライナ侵攻に対する中国の「あいまいな立場」も問題とした。

EUの外交官らによると、現議長国であるフランスは4月の大統領選と6月の総選挙を妨げないようにとチリやメキシコなどとの通商協定締結に向けた動きを止めた。

フランスは合意を妨げていることを否定している。7月1日からはチェコがEU議長国となる。

フィンランドのスキンナリ貿易相は会合前に、EUが2019年に南米南部共同市場(メルコスール)と暫定合意した自由貿易協定(FTA)をフィンランドは強く支持したものの、アマゾンの森林破壊に関するEUの懸念によって保留になったと指摘した。

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