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台湾地震で半導体生産に打撃、供給網に混乱も=アナリスト

ロイター / 2024年4月4日 6時1分

アナリストらによると、台湾で3日発生したマグニチュード(M)7.2の地震を受けて、アジアの半導体サプライチェーン全体に混乱が生じる可能性がある。2023年3月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[北京 3日 ロイター] - アナリストらによると、台湾で3日発生したマグニチュード(M)7.2の地震を受けて、アジアの半導体サプライチェーン全体に混乱が生じる可能性がある。半導体受託生産の世界大手、台湾積体電路製造(TSMC)などが一部業務を停止したためだ。

TSMCはアップルや米半導体大手エヌビディアのサプライヤーでもある。台湾にはこのほか、聯華電子(UMC)やバンガード・インターナショナル・セミコンダクター(世界先進積体電路)などの半導体メーカーが本拠地を置いている。

コンサルティング会社アイザイア・リサーチは、「地震の影響を軽減するには、生産を回復し品質基準を維持するための慎重な対策と時間が必要であり、新たな影響と障害が生じている」と述べた。

バークレイズのアナリストらは、一部の非常に高度な半導体工場は数週間にわたり真空状態で24時間365日連続稼働する必要があるため、操業の一時停止によってプロセスが中断されることで、半導体部門への価格圧力が高まると指摘。この結果、日本や韓国などにおける上流製品の製造のみならず、中国やベトナムなど下流製品に重点を置く国の電子機器製造業に「短期的な障害」を引き起こす可能性があると述べた。

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