G20石炭火力発電、1人当たりCO2排出量が15年比7%増=調査
ロイター / 2023年9月5日 13時48分
9月5日、環境団体エンバーは、20カ国・地域(G20)が2015年以降、石炭火力発電による1人当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を約7%増加させたとする調査結果を公表した。オーストラリアの石炭鉱山、2018年撮影(2023年 ロイター/David Gray)
[シンガポール 5日 ロイター] - 環境団体エンバーは5日、20カ国・地域(G20)が2015年以降、石炭火力発電による1人当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を約7%増加させたとする調査結果を公表した。
エンバーによると、G20は世界の発電部門排出量の80%を占めており、石炭火力による1人当たりの排出量は昨年が1.6トン。15年の1.5トンから増加し、世界平均の1.1トンを大幅に上回った。
世界最大の石炭消費国・CO2排出国である中国は22年に1人当たりのCO2排出量が3.1トンに達し、15年から30%増加。石炭火力発電所も増やしており、最近の調査によれば243ギガワット(GW)の容量が承認または建設中で、これはドイツ全土を賄うのに十分な量だ。
インドでも石炭部門での1人当たり排出量はこの期間に29%増加し、0.8トンとなった。
ただ、人口を考慮するとオーストラリアと韓国が「22年においても最悪の汚染国」という。
オーストラリアは15年以降、1人当たりの石炭部門排出量を4分の1以上削減したが、それでもなお4トン以上。韓国も約10%削減したものの、3.3トンとG20で2番目に多い。
この記事に関連するニュース
-
日本の解き方 石炭火力は廃止しかないのか? 欧米にはない日本の新技術でCO2を抑制可能、エネルギーの安定供給優先を
zakzak by夕刊フジ / 2024年5月10日 6時30分
-
米環境保護庁、化石燃料火力発電所からの汚染を削減するための最終規則を発表(米国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月8日 9時30分
-
社説:石炭火力「廃止」 合意の意義を直視せよ
京都新聞 / 2024年5月2日 16時5分
-
脱炭素へ、エネ基本計画月内着手 35年度以降の電源構成焦点
共同通信 / 2024年5月1日 18時38分
-
石炭火力、2035年廃止で合意 G7声明、年限明記は初
共同通信 / 2024年5月1日 1時15分
ランキング
-
1「安倍元首相、不安あおった」=文前大統領が回顧録―韓国
時事通信 / 2024年5月18日 20時53分
-
2イスラエル軍、ガザ北部ジャバリヤ侵攻「これまでで最も激しい戦闘」…戦闘員200人殺害と主張
読売新聞 / 2024年5月18日 22時7分
-
3ウクライナ、追加動員準備整う 「一部が前線で戦う過去終わる」 規模・時期、国民焦点に
産経ニュース / 2024年5月18日 18時32分
-
4ゼレンスキー氏「五輪休戦」拒否 仏提案、「ロシアを利する」だけ
共同通信 / 2024年5月18日 22時44分
-
5中国、農業農村相が規律違反疑い 現職の閣僚級調査は異例
共同通信 / 2024年5月18日 22時34分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください