メタ、英仏独でニュース配信機能を年内中止へ

米メタ・プラットフォームズ（旧フェイスブック）は５日、英国、フランス、ドイツで、同社アプリ上のニュース配信サービス「フェイスブックニュース」の機能を年内に中止すると発表した。２０２２年１２月撮影（２０２３年　ロイター/Yves Herman/File Photo）

[５日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズ（旧フェイスブック）は５日、英国、フランス、ドイツで、同社アプリ上のニュース配信サービス「フェイスブックニュース」の機能を年内に中止すると発表した。

変更は１２月に実施される計画で、その後は新たなニュースコンテンツに関する契約締結も、ニュースを発信するパブリッシャー向けのプロダクトイノベーション提供もなくなるという。

ただ、ユーザーは引き続きニュース記事のリンクを閲覧することできるほか、パブリッシャーはフェイスブックのアカウントやページへのアクセスは可能という。

メタはブログで、世界のユーザーがフェイスブックフィード上で目にするニュースの割合は３％弱程度で、小規模という見方を示した。

メタは８月、カナダで全てのユーザーに対しフェイスブックとインスタグラム上でのニュースへのアクセスを制限する手続きを開始したと発表。カナダ議会がＩＴ大手に対して報道機関にニュース使用の対価支払いを義務付ける法案を可決したことを受けた措置となる。