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午後3時のドル109円後半、米長期金利伸び悩みで

ロイター / 2021年4月7日 15時44分

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の109円後半。写真は、100ドル紙幣。2011年8月2日に撮影。(2021年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 7日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 109.75/77 1.1872/76 130.32/36

午前9時現在 109.78/80 1.1871/75 130.35/39

NY午後5時 109.74/77 1.1875/78 130.31/35

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の109円後半。実需や投機筋の買いを受け一時109.89円まで上昇したものの、ユーロの高止まりや米長期金利の伸び悩みで、その後は上げ幅を削る展開となった。

ドルは午前9時半過ぎに実需の買いなどを受けて109.89円まで上昇したものの、その後は、米長期金利の反発力が弱いことや実需の売りに行く手を阻まれ、109.58円まで反落した。日経平均が前営業日比で一時マイナス圏に沈み、その後もさえない展開となったことも、ドル買い機運を削いだという。

ドル指数は一時92.246まで下落し、3月23日以来約2週間ぶり安値を付けた。ドル指数の構成通貨で最も比重の高いユーロの反発がドル指数下落の主な原因。

ユーロ/ドルは一時1.1878ドル付近まで上昇し、3月23日以来の高値を付けた。ユーロ/英ポンドは一時85.94ペンスまで上昇し3月25日以来の高値を付けた。

前日の海外市場ではユーロショート/ポンドロングの巻き戻しが一気に進み、ユーロ高/ポンド安が目立った。こうしたユーロの買い戻しの背景には、米アルケゴス・キャピタル・マネジメント関連の損失に伴う金融機関等によるポジションの巻き戻しも含まれるとみられている。

ポンドは前日に対ユーロでも1年2カ月ぶり高値を更新。英国でのワクチン接種が他の主要国より進んでおり、早期の景気回復が期待できると評価する声が上がっていた。

対ユーロでのポンド安はポンド/円にも波及し、英ポンドは前日、高値153.40円付近から、151.63円付近まで急落。きょうは151.59円まで一段安となり、3月31日以来1週間ぶり安値を付けた。

リフィニティブによると米10年国債利回りは現在1.6597/6579%の気配と前日のニューヨーク市場午後5時05分時点の1.6578%とほぼ同水準。ただ、3月30日に付けた1.7760%からは大幅に水準が切り下がっている。

米長期金利の低下については、特段目新しい材料は出ていないが、「これまで上昇基調にあったので、上昇が一服したのではないか」(ブローカー)との見方が出ている。

「米長期金利の力強い上昇とユーロ安という2つのエンジンを失ったことで、ドルを巡る潮目が変わった可能性がある」(アナリスト)との意見も聞かれた。

(為替マーケットチーム)

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