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中国治安当局が香港出先機関の事務所開設、繁華街の元ホテル

ロイター / 2020年7月8日 13時38分

 中国政府は8日、香港の繁華街・銅鑼湾(コーズウエーベイ)にあるホテルを改修し、香港国家安全維持法に基づいて設置される香港出先機関「国家安全維持公署」の事務所を開設した。写真は事務所に取り付けられる国章。8日香港で撮影(2020年 ロイター/Tyrone Siu)

[香港 8日 ロイター] - 中国政府は8日、香港の繁華街・銅鑼湾(コーズウエーベイ)にあるホテルを改修し、香港国家安全維持法(国安法)に基づいて設置される香港出先機関「国家安全維持公署」の事務所を開設した。

国家安全維持公署は香港政府による国安法の執行状況を監督する。

事務所の開設式には、署長の鄭雁雄氏と香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官、および香港連絡弁公室トップの駱恵寧主任が参加した。

駱氏は、事務所は国家安全の門番の役割を果たし、中国と香港を愛する人々は開設を歓迎していると述べた。また、鄭氏は、個人や団体の合法的権利や利益を侵害することなく厳格に国安法を施行すると強調した。

事務所が開設された場所の近くには、民主派活動家がたびたび集会を開いたビクトリア公園がある。

国安法は、国家分裂、政権転覆、テロ活動、外国勢力との結託を犯罪行為と定め、最高刑として終身刑を科す内容。6月30日午後11時の施行と同時に公表された。

*内容を追加しました。

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