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日経平均は反発、週末要因で上値重い 金融株しっかり

ロイター / 2024年3月8日 15時42分

 3月8日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比90円23銭高の3万9688円94銭と、反発して取引を終えた。写真は株価を示す電子ボード。都内で2月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 8日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比90円23銭高の3万9688円94銭と、反発して取引を終えた。米市場でのハイテク株高を好感する形で半導体株などに買い戻しが入り、指数を押し上げた。日経平均は一時心理的節目の4万円に迫る場面もみられたが、週末要因から利益確定売りに押された。日銀によるマイナス金利解除観測や日本の金利高を受けて、銀行などの金融セクターがしっかりだった。

日経平均は前営業日比210円高でスタート。寄り付き後はメジャーSQ(特別清算指数)算出に伴い不安定な値動きとなった。後場では一時390円高の3万9989円33銭で高値をつけ、心理的節目の4万円にあと10円まで迫る場面がみられたが、再び利益確定売りに押された。米国の2月雇用統計の公表を控え、積極的に上値を追う展開にはならなかった。

TOPIX(東証株価指数)も反発し、0.3%高の2726.8ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.31%高の1403.32ポイント。プライム市場の売買代金は6兆3949億4700万円。メジャーSQ算出に伴い、商いが膨らんだ。

東証33業種では、建設、銀行、電気・ガス、鉄鋼、保険など20業種が値上がり。値下がりは陸運、空運、輸送用機器など12業種だった。機械は変わらずだった。

日経平均の上値が重い局面では、銀行や保険などの金融株に買いが入り、バリュー株やTOPIXを押し上げた。市場では「日銀会合を3月18─19日に控えマイナス金利解除観測が高まる中、金利の正常化による業績回復期待で買われている」(大和証券の林健太郎シニアストラテジスト)との声があった。金融株は高配当銘柄であることが多く、3月の配当取りも意識され買われやすいという。

主力株では、ソフトバンクグループのほか、東京エレクトロン、信越化学工業が買われ、日経平均を押し上げた。京成電鉄、アドバンテスト、ダイキン工業は売られた。

金融株ではみずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループ、ゆうちょ銀行が2─5%超高としっかり。地銀は大幅高となり、福島銀行、筑波銀行が6─7%超高となった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1118銘柄(67%)、値下がりは489銘柄(29%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 39688.94 +90.23 39809.56 39,551.60─39

,989.33

TOPIX 2726.80 +8.26 2714.62 2,702.94─2,7

42.75

プライム市場指数 1403.32 +4.30 1399.01 1,391.07─1,4

11.52

スタンダード市場指数 1279.93 -1.62 1280.02 1,276.68─1,2

87.38

グロース市場指数 948.21 -12.76 953.82 944.97─962.3

4

グロース250指数 754.96 -10.82 759.31 752.17─766.9

4

東証出来高(万株) 223578 東証売買代金(億円) 63949.47

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