為替、高い緊張感を持って市場動向をみている＝鈴木財務相

　４月９日夕、鈴木俊一財務相（写真）は、為替について「高い緊張感を持って市場の動向をみているところだ」と語った。写真は昨年１０月、モロッコ・マラケシュで撮影（２０２４年　ロイター/Susana Vera）

Kentaro Sugiyama

［東京　９日　ロイター］ - 鈴木俊一財務相は９日夕、為替について「朝の会見で述べた通りで、基本的な対処方針は何ら変わりはない。高い緊張感を持って市場の動向をみているところだ」と、財務省内で記者団に語った。

財務相は同日朝の閣議後会見で、ドル円相場に関して、１５２円に迫る足元の為替市場の動きが過度な変動かどうか問われ「コメントは控える」と述べた。その上で為替市場はファンダメンタルズに沿って安定的に推移するのが望ましく、過度な動きにはあらゆる手段で対処するとの従来の方針を繰り返した。