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出光、豪SAF企業に出資 カンタスやエアバスと共同で1920万ドル

ロイター / 2024年3月12日 11時34分

 3月12日、オーストラリアのバイオ燃料生産会社ジェットゼロ・オーストラリアは、持続可能な航空燃料(SAF)事業で、出光興産や豪カンタス航空、欧州航空機大手エアバスから新たに2900万豪ドル(約1920万米ドル)を調達したと発表した。写真は出光のロゴ。都内で2018年5月撮影(2024 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[シドニー 12日 ロイター] - オーストラリアのバイオ燃料生産会社ジェットゼロ・オーストラリアは12日、持続可能な航空燃料(SAF)事業で、出光興産や豪カンタス航空、欧州航空機大手エアバスから新たに2900万豪ドル(約1920万米ドル)を調達したと発表した。

発表によると、出光興産が日本国外のSAF事業に投資するのは初めてという。

カンタスとエアバスは昨年、ジェットゼロのSAF事業に200万豪ドルを共同出資すると発表。カンタスは2030年までに燃料の少なくとも10%をSAFにする目標を掲げており、同社とエアバスは22年、目標達成に向けて2億ドル規模の基金を立ち上げた。

ジェットゼロのSAF事業では、精製所を豪クイーンズランド州に建設。国内の農業副産物から採れるバイオエタノールでSAFを生産する。年最大1億0200万リットルのSAFと、1100万リットルの再生可能ディーゼルを生産する見込み。

SAFは従来のジェット燃料と混合でき、二酸化炭素(CO2)排出量を最大約80%削減できる。

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