中国、石炭生産能力備蓄規則を最終決定 27年までに制度確立へ
ロイター / 2024年4月12日 15時58分
4月12日、中国国家発展改革委員会は、一般炭の価格と発電所への供給を安定させることを目的に、2027年までに国内の石炭生産能力備蓄制度を確立する規則を最終決定した。写真は、中国陝西省楡林市の炭鉱全景。2023年4月撮影(2024年 ロイターTingshu Wang)
[北京 12日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会は12日、一般炭の価格と発電所への供給を安定させることを目的に、2027年までに国内の石炭生産能力備蓄制度を確立する規則を最終決定した。
昨年12月に草案として示していたこの規則は、30年までに昨年の生産量の約6%に相当する3億トンの生産能力の備蓄を求めている。
中国は21年、年間生産量の15%に相当する石炭を鉱山、港湾、発電所などの指定された場所に備蓄する目標を設定。新しい制度はこの目標を基に、必要な際に一定の生産能力を稼働できるようにするものだ。
製鉄用の原料炭ではなく、電力価格などに関連する一般炭を産出する炭鉱に焦点を当てる。
制度に組み込まれる炭鉱は、価格が「合理的な」範囲を超えたと当局が判断した場合や需給が逼迫した場合に生産できなければならない。山西省、内モンゴル自治区、陝西省、新疆ウイグル自治区といった中国の主要産炭地域にある、安全条件の整った大規模で近代的な鉱山が優先的に組み込まれるという。
中国は21年に石炭・電力不足に見舞われ、石炭価格上昇に対する調査を行って以来、エネルギー安全保障を懸念している。
この記事に関連するニュース
-
G7環境相会合、石炭火力30年代前半廃止で「合意」 伊メディア
毎日新聞 / 2024年4月30日 5時26分
-
G7環境相会合が開幕 気候変動対策、石炭火力の全廃期限が焦点
毎日新聞 / 2024年4月29日 10時25分
-
中国石炭価格は底入れ、今年は昨年高値更新へ=業界団体
ロイター / 2024年4月25日 12時2分
-
「NO原発、YES風車」で経済はマヒ状態…日本を抜いた「経済大国ドイツ」で企業脱出が相次いでいる理由
プレジデントオンライン / 2024年4月14日 8時15分
-
内モンゴル、新エネルギー発電系統接続量が1億kW超―中国
Record China / 2024年4月9日 13時30分
ランキング
-
1今後の為替相場は…“介入でも円安の流れを変えるのは難しい”見方広がる
日テレNEWS NNN / 2024年4月30日 22時15分
-
2手取り30万円・40歳の新婚男性「後悔しています」「老後資金を考える余裕はない」強い不安のワケ
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月30日 20時0分
-
3【参加募集告知】 『不思議の国のアリス』の世界観を香りで感じるハンドクリーム作り
Digital PR Platform / 2024年5月1日 11時5分
-
4観光業で働く人のためにも「GWは廃止すべき」 こう提言しても、何も変わらなかった理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月1日 6時40分
-
5ネット騒然銘柄 半導体関連の「ディスコ」が通期決算発表 大幅増益予想も株価乱高下で「持ってれば勝てる時代は終わった」
zakzak by夕刊フジ / 2024年5月1日 6時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください