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FRB窓口貸し出し、米銀の半数以上で利用準備整わず

ロイター / 2024年4月15日 17時4分

米地銀シリコンバレー銀行の破綻から1年が経過したが、米連邦準備理事会(FRB)の連銀窓口貸出(ディスカウント・ウインドウ)に担保を差し入れて利用可能枠を確保した米国の銀行は全体の半分未満にとどまっていることが、12日公表されたFRBの統計で分かった。写真は2022年6月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)

Ann Saphir

[12日 ロイター] - 米地銀シリコンバレー銀行の破綻から1年が経過したが、米連邦準備理事会(FRB)の連銀窓口貸出(ディスカウント・ウインドウ)に担保を差し入れて利用可能枠を確保した米国の銀行は全体の半分未満にとどまっていることが、12日公表されたFRBの統計で分かった。

地銀危機に対応してFRBが導入した緊急貸出制度「バンク・ターム・ファンディング・プログラム」(BTFP)は先月に終了。米銀行システムには預金保険対象ではないの預金が7兆ドル超あり、当局はさらに多くの銀行が連銀窓口貸出を利用可能にする必要があると訴えてきた。

FRBは同制度の利用準備実態を初めて公表。利用可能枠を設けた金融機関は増えたが依然として十分ではないことが分かった。

それによると、2023年末に銀行と信用組合の計9537行のうち5418行が同制度を利用する手続きを終えており、1年前の4952行から増えた。

銀行が差し入れた担保の総額は前年の1兆9400億ドルから2兆6300億ドルに増加。信用組合も担保を1180億ドルから1300億ドルに増やした。

ただ、銀行が4824行あるのに対し、担保を差し入れたのは1996行と全体の半分未満で、利用手続きを終えた銀行も3900行と、残る約900行が全く利用できないことが分かった。

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