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中南米の性急な再開は命取り WHO米州局長、コロナ対応で警告

ロイター / 2020年9月17日 6時31分

世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は16日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているにもかかわらず、中南米地域で通常の社会生活の再開が始まっているのは性急だとして注意を促した。コロンビア・チアのレストランで8月撮影(2020年 ロイター/LUISA GONZALEZ)

[ブラジリア 16日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の米州事務局である汎米保健機構(PAHO)のエティエンヌ事務局長は16日、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているにもかかわらず、中南米地域で通常の社会生活の再開が始まっているのは性急だとして注意を促した。

エティエンヌ氏はオンライン会見で、コロンビアとベネズエラの国境地帯でコロナ感染が過去2週間で10倍に増加したと指摘。またメキシコの一部で死亡率が上昇しており、同様の傾向はエクアドル、コスタリカ、ボリビア、アルゼンチンでも見られるとした。

その上で「世界中で新型コロナの予防と治療に向け、新たなツールの開発が進められているものの、安全で効果的なワクチンが製造され、大量に提供できる状況には至っていない」とし、「性急な再開はウイルスが拡散する余地を広げ、われわれの集団をより大きなリスクにさらすことになることは明確だ」と述べた。

ロイターの集計によると、中南米での感染者数は約840万人、死者数は31万4000人超。

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