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中国4月鉱工業生産は2.9%減、小売売上高11.1%減 コロナ規制響く

ロイター / 2022年5月16日 13時7分

中国国家統計局が16日発表した4月の鉱工業生産は前年比2.9%減少し、3月の5.0%増から大幅に落ち込んだ。写真は2012年6月、遼寧省瀋陽市で撮影(2022年 ロイター)

[北京 16日 ロイター] - 4月の中国経済は大幅に悪化した。新型コロナウイルス流行を受けた行動制限で消費、鉱工業生産、雇用が大きな打撃を受けた。第2・四半期の同国経済が縮小するのではないかとの懸念が浮上している。

3─4月は数十の都市で完全もしくは部分的なロックダウン(都市封鎖)が行われ、上海のロックダウンも長引いている。労働者と消費者が自宅待機を迫られ、供給網が大きく混乱した。

中国国家統計局が16日発表した4月の小売売上高は前年比11.1%減少。新型コロナ流行を受けた行動制限が影響し、予想の6.1%減も下回った。2020年3月以来の大幅な減少。3月は3.5%減だった。

一部の省で外食サービスが停止したほか、4月の国内自動車販売は前年比47.6%減少した。ショールームへの来客が減ったことや部品不足で自動車メーカーが生産を減らした。

4月の鉱工業生産は前年比2.9%減少し、3月の5.0%増から大幅に落ち込んだ。ロイター調査の予想である0.4%増も下回った。20年2月以来の大幅な減少となった。

影響は雇用にも波及。全国の調査ベースの失業率は4月に5.8%から6.1%に悪化。20年2月の6.2%以来の高水準となった。

政府は22年の失業率を5.5%未満とする目標を掲げている。

1─4月の固定資産投資は前年同期比6.8%増加。予想は7.0%増、1─3月は9.3%増だった。

統計局の報道官は、中国経済が5月に持ち直し、消費回復が加速するとの見通しを示した。

コロナの影響を受けている地域で徐々に生産再開を進めているとし、中国経済は第2・四半期も比較的堅固なトレンドを維持する見込みだと述べた。

輸出については、世界経済の減速に伴い一定の圧力に直面するとの見方を示した。

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