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豪、西エルサレムをイスラエル首都と認定した前政権の決定撤回

ロイター / 2022年10月18日 11時46分

オーストラリア政府は18日、西エルサレムをイスラエルの首都と認定した前政権の決定を撤回し、エルサレムを巡る問題はイスラエルとパレスチナの和平交渉を通じて解決されるべきとの見解を示した。ウォン外相(写真)が声明で表明した。資料写真、9月、米NYで撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[シドニー 18日 ロイター] - オーストラリア政府は18日、西エルサレムをイスラエルの首都と認定した前政権の決定を撤回し、エルサレムを巡る問題はイスラエルとパレスチナの和平交渉を通じて解決されるべきとの見解を示した。

ウォン外相は声明で、オーストラリアは「常にイスラエルの揺るぎない友人」で、イスラエルと将来のパレスチナ国家が国際的に認められた境界内で平和的に共存するという2国家案を支持していると表明。

「オーストラリアは公正で永続的な2国家共存案に向けた進展を責任を持って追求する国際的な取り組みに再びコミットする」と述べた。

モリソン前首相は2018年12月、長年にわたる中東政策を転換し、西エルサレムをイスラエルの首都と正式に認定した。

トランプ前米大統領はその1年前にエルサレムをイスラエルの首都と認定していた。

ウォン氏は記者団に対し、モリソン氏の18年の決定は国際社会の大多数との足並みを乱すものだったと指摘。「モリソン氏の政治的駆け引きによる決定がオーストラリアの立場を変える結果となり、この問題に深い関心を持つオーストラリア社会の多くの人々に苦痛を与えたことを遺憾に思う」と述べた。

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