中国減速は大きなリスク、大半の中南米ファンドマネジャーが指摘=調査
ロイター / 2020年2月19日 10時39分
[ブラジリア 18日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(BAML)が中南米のファンドマネジャーを対象に行った調査によると、全体の半数強が中国の景気減速とコモディティー(商品)需要の鈍化が、中南米市場にとって最大の海外リスクだと指摘した。
調査は、2月6─13日に合計運用資産が約1030億ドルに上るファンドマネジャー52人を対象に実施。
このうち中国の景気・コモディティー需要の減速を最大の海外リスクとしたのは約56%で、1月の12%を大きく上回った。15%は米大統領選・議会選、10%強がドル高を挙げた。
リスク回避姿勢の強まりを反映し、キャッシュ保有比率の平均は5.2%と、1月の3%弱から急上昇し、2年前の調査開始以来の最高水準を付けた。
ブラジルについては、ファンドマネジャーの半数近くが今年の経済成長率が2%に達しなかった場合は失望を感じると回答。同成長率が1.5%に満たない場合に失望を感じるとの回答は9割に達した。
複数の金融機関は最近、ブラジルの2020年成長率予想を2%近くまで引き下げている。
調査ではまた、全体の60%がアルゼンチンの経済情勢が向こう6カ月で悪化すると予想。1月の55%を上回った。チリに関して同様の予想を示したのは27%で、1月の8%から大幅に上昇した。
メキシコペソは今後6カ月間は相対的に好調に推移すると、全体の20%強が予想。1月の4%を上回った。
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