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英経済、第2四半期から「急ピッチ」で回復=ハルデーン中銀理事

ロイター / 2021年1月20日 6時28分

イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は19日、新型コロナウイルスワクチンが広く行き渡ることで、英経済は第2・四半期に「急ピッチ」で回復し始めるとの見通しを示した。ロンドンで19日撮影(2021年 ロイター/JOHN SIBLEY)

[ロンドン 19日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ハルデーン理事は19日、新型コロナウイルスワクチンが広く行き渡ることで、英経済は第2・四半期に「急ピッチ」で回復し始めるとの見通しを示した。

ハルデーン理事はオックスフォード大学関連のオンラインイベントで、英経済は昨年は3─4月に実施された新型コロナ感染抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)で成長率が一時マイナス25%に達するほどの大きな衝撃を受けたが、巨額の不良債権が残った2008─09年の金融危機と比べると、一過性の衝撃である公算が大きいと指摘。

英国で他の国より速いペースで新型コロナワクチンの接種が進められる中、「第2・四半期に急ピッチの回復が始まれば、(失業者の)再雇用の見通しも改善する」と述べた。

4月末に政府の雇用維持策の期限が切れた後に失業が増大するリスクが指摘されていることについては、経済が感染拡大前の水準の5─10%の範囲内にある場合、すでに失業した約100万人以上に失業者が増加することはないと語った。

英中銀は新型コロナ感染拡大による景気悪化に利下げと資産買い入れ拡大で対応。ハルデーン理事は、中銀が設定する2%のインフレ目標達成に向け、個人的には必要に応じて金融引き締めを実施する用意があると述べた。

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