バークレイズがディズニー投資判断下げ、動画配信サービス成長鈍化
ロイター / 2021年10月19日 9時24分
10月18日、バークレイズのアナリスト、カナン・ベンケートシュワー氏は、米娯楽大手ウォルト・ディズニーの投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。写真はニューヨーク証券取引所で2017年12月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)
[18日 ロイター] - バークレイズのアナリスト、カナン・ベンケートシュワー氏は18日、米娯楽大手ウォルト・ディズニーの投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の成長が鈍化に転じたことが理由。ウォール街におけるディズニー株投資判断引き下げは珍しい。
チャペック最高経営責任者(CEO)が9月、ディズニープラスの減速を示唆していた。ディズニープラスの全世界の有料契約者増加幅は第3・四半期が5850万人だったが、第4・四半期は数百万人にとどまるとの見通しを示したからだ。
2019年に鳴り物入りでサービスを開始したディズニープラスは豊富なコンテンツが売りで、「スター・ウォーズ」や「アベンジャーズ」といった大人気のフランチャイズ作品を武器に新規契約者を取り込んできた。一方、ライバルのネットフリックスやアップルTV+(プラス)、アマゾン・プライム・ビデオは独自コンテンツに多額の投資をして契約者を引き寄せる方法で勝負している。
ベンケートシュワー氏は「(ディズニーは)1週間ごとに新コンテンツを投入することを目指しているようだが、全てのコンテンツが同じ価値ないし視聴率を持っているわけではない」と指摘した。またバークレイズは、ディズニープラスの新規契約者伸び悩みの原因が昨年に需要を先食いしていたとの説明だけでは不十分とも分析した。昨年は新型コロナウイルスのパンデミックに伴う巣ごもり生活が広がり、動画配信サービスの人気が高まった。
バークレイズによると、ディズニープラスが24年度末までに契約者数を2億3000万─2億6000万人にする目標を達成するには、契約者の伸びを現在の2倍以上にし、少なくともネットフリックスと並ぶ水準にしなければならないという。
この記事に関連するニュース
-
ベライゾン、1─3月利益が予想超え プラン好評で契約者減は鈍化
ロイター / 2024年4月23日 7時14分
-
米ディズニープラス、K-ドラマ総なめ…製作費上昇に懸念も
KOREA WAVE / 2024年4月21日 15時0分
-
ネットフリックス、1─3月加入者が大幅増 売上高見通しは予想届かず
ロイター / 2024年4月19日 7時47分
-
情報BOX:ネットフリックス決算、PW共有取り締まりと会員数動向など注目
ロイター / 2024年4月18日 8時10分
-
米レディット株、金融大手が投資判断開始 利用者増加を疑問視
ロイター / 2024年4月16日 12時13分
ランキング
-
1【解説】円安どこまで進む? 深刻…家計にも影響、為替介入の可能性は
日テレNEWS NNN / 2024年4月25日 20時5分
-
2なぜ歯磨き粉はミント味? ヒット商品の誕生には「無駄」が必要なワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月26日 8時0分
-
3英郵便局の冤罪事件、会計システム原因の富士通社長「申し訳ない」と謝罪…1月にドラマ化され批判強まる
読売新聞 / 2024年4月25日 23時0分
-
4濃口醤油と淡口醤油、塩分が高いのはどっち?…醤油の「色の濃さ」と「味の濃さ」の知られざる関係
プレジデントオンライン / 2024年4月26日 8時15分
-
5突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください