フェイスブックとインスタ料金を約半分に、メタが欧州当局に提案

　米メタ・プラットフォームズは交流サイト（ＳＮＳ）フェイスブックと画像共有アプリのインスタグラムの月額利用料を９．９９ユーロから５．９９ユーロに引き下げることを欧州のプライバシー規制当局に提案した。同社の幹部が１９日明らかにした。２０２３年１月撮影（２０２４年　ロイター／Dado Ruvic）

Foo Yun Chee

[ブリュッセル １９日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは交流サイト（ＳＮＳ）フェイスブックと画像共有アプリのインスタグラムの月額利用料を９．９９ユーロから５．９９ユーロに引き下げることを欧州のプライバシー規制当局に提案した。同社の幹部が１９日明らかにした。

欧州連合（ＥＵ）のデジタル市場法によりターゲット広告の配信には利用者の同意が必要になったため、メタは昨年１１月、欧州で広告を表示しない有料サービスを開始した。しかし利用者はプライバシーを確保するために料金を支払う必要があるとの批判が出ていた。

メタの弁護士ティム・ラム氏はＥＵ欧州委員会の公聴会で「安定した状態に移行する必要があるため、このプロセスを加速させたいと以前から考えていた」と述べた。「そのため価格を１アカウントにつき９．９９ユーロから５．９９ユーロへ引き下げ、追加アカウントは４ユーロにすることを提案した」と説明した。

メタは今年、規制当局にこの提案を行い、現在はデータ保護当局、特にアイルランドの監視当局と協議している。