1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

NY外為市場=ドル下落、FOMC受け 日本円は切り返す

ロイター / 2024年3月21日 5時17分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。米連邦準備理事会(FRB)が予想通り政策金利据え置きを決定し、金利見通しで年内3回の利下げが示されたことを受けた。一方、日本円は数十年ぶりの安値近辺から切り返した。

FRBが発表した金利・経済見通しによると、コア個人消費支出(PCE)価格指数の見通しは24年末で2.6%。12月時点の見通しでは2.4%だった。経済成長率見通しは24年で2.1%。12月時は1.4%だった。失業率に関しては24年末で4.0%。12月時の見通しは4.1%だった。

パウエルFRB議長は、最近のインフレ指標が予想を上回ったが、自身のインフレ圧力に関する見通しは比較的安定していると述べた。

マッコーリーのグローバル為替・金利ストラテジスト、ティエリー・ウィズマン氏は「パウエル氏は短期的には何も変わっていないこと、インフレ進展を確信していることを皆に伝えようとしている。これが記者会見でのパウエル氏の主なメッセージだ」と語った。

ドル指数は0.34%下落。日本円は序盤の下げから切り返し、ドル/円は0.18%安の151.12円となった。

ウィズマン氏は、FRBの経済見通しから発せられたメッセージは、短期的にも長期的にも米経済が強くなるというものだとした。

円は序盤に1ドル=151.82円と4カ月ぶりの安値を更新した。

アナリストによると日米国債の利回り差は依然として大きく、2022年10月につけた1ドル=151.94円という数十年ぶりの安値に近づくにつれ、円にはプレッシャーがかかり続けるという。

CIBCキャピタル・マーケッツの北米外為戦略部門責任者、ビパン・ライ氏は「日銀が長期的な利上げサイクルに入るとは誰も予想していない。日米金利差がかなり拡大するというシナリオは変わらないだろう」とした。

ユーロ/ドルは0.35%高の1.0903ドルだった。

ドル/円 NY午後4時 151.21/151.24

始値 151.66

高値 151.85

安値 150.73

ユーロ/ドル NY午後4時 1.0919/1.0923

始値 1.0839

高値 1.0922

安値 1.0838

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください