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米、コロナ対策法案修正に失敗 下院は28日に給付金増額採決へ

ロイター / 2020年12月25日 2時46分

米議会では24日、2021年度予算案と一体化している新型コロナウイルス追加経済対策法案の修正を巡り与野党の攻防が続き、修正には至らなかった。写真は17日撮影(2020年 ロイター/Erin Scott)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米議会では24日、2021年度予算案と一体化している新型コロナウイルス追加経済対策法案の修正を巡り与野党の攻防が続き、修正には至らなかった。

トランプ大統領は議会が可決した8920億ドルの新型ウイルス追加経済対策について、国民への現金給付金の引き上げや無駄な支出の排除などの修正を求め、現行のままでは署名しないと表明している。

下院民主党はこの日、法案修正を目指し、トランプ大統領の要求である国民への現金給付金の1人当たり600ドルから2000ドルへの引き上げを求めたが、共和党が反対した。

一方、共和党はトランプ大統領が求めていた対外援助額の変更を目指したが、民主党が阻止した。

現行案のままでトランプ大統領が署名するかは不透明で、署名されなければ、つなぎ予算は29日から失効し、政府機関は一部閉鎖に追い込まれる恐れがある。

民主党のペロシ下院議長は週明け28日に、現金給付金を増額する単独案の採決を目指す考えを示した。

また、下院では28日、トランプ大統領が行使した拒否権を覆すため、2021年度の国防予算の大枠を定める総額7400億ドルの国防権限法案の再採決を実施する。

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