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タリバンの市民処刑巡る報告「信頼できる」 国連人権代表、監視要求

ロイター / 2021年8月25日 1時30分

国連のミシェル・バチェレ人権高等弁務官は24日の人権理事会緊急会合で、アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織タリバンによる市民の処刑や女性への制約など信頼できる報告を受けたことを明らかにした。(2021年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 24日 ロイター] - 国連のミシェル・バチェレ人権高等弁務官は24日、アフガニスタンを掌握したイスラム主義組織タリバンによる市民の処刑や女性への制約など信頼できる報告を受けたことを明らかにした。

パキスタンとイスラム協力機構(OIC)の求めで開催された人権理事会の緊急会合で同氏は、処刑の詳細については触れなかったものの、タリバンの行動を緊密に監視するメカニズム構築を求めた。

タリバンの女性の扱いは「基本的なレッドライン(越えてはならない一線)」と指摘。「女性やジャーナリスト、過去数年で存在感を強めている新世代の市民社会リーダーを巡る深刻な懸念がある」と述べた。

また「タリバン統治下での過去の深刻な違反やここ数カ月における殺害や標的を定めた攻撃の報告を考慮すると、アフガニスタンの多様な民族・宗教マイノリティー(少数派)も暴力と抑圧のリスクに直面している」とした。

人権問題に関する国連の専門家らは共同声明で「タリバンが一軒一軒の家を捜索し続ける」中で、多くの人々が身を隠しているほか、財産の押収や報復行為なども報告されていると指摘した。

人権理事会はOICを代表してパキスタンが提出した決議案で合意。それによると、バチェレ氏は9─10月にタリバンによるあらゆる違反行為やその状況について再び報告し、2022年3月により詳細な資料をまとめる見通しとなっている。

パキスタン大使は、決議では違反行為の報告を巡り重大な懸念が示され「アフガン市民に対する団結のメッセージ」を送ったと述べた。

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