午前の日経平均は大幅に続落、米金融引き締めへの警戒感が重し
ロイター / 2022年4月25日 12時5分
25日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比526円56銭安の2万6578円70銭と大幅に続落した。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 25日 ロイター] - 25日午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比526円56銭安の2万6578円70銭と大幅に続落した。前週末の米株安を嫌気する形で朝方に安く始まった後、安値圏でのもみあいが続いた。米国の金融引き締めへの警戒感がくすぶり、相場の重しとなった。
日経平均は400円超安で始まった後も下げを拡大し、一時617円42銭安の2万6487円84銭の安値をつけた。いったん下げ幅を縮小する場面もあったが長続きせず、安値圏でもみあった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を5月3―4日に控え、米金融政策の引き締めへの警戒感がくすぶった。
東証33業種のうち32業種が下落。東証プライム市場の値下り銘柄は9割近くになった。半導体関連や電子部品といったグロース(成長)株が弱かったほか、資源株が軟調だった。
足元では企業決算シーズンに入り、弱気の業績見通しが示される「ガイダンスリスク」が警戒されている。大型連休を控えているほか、日米の中央銀行の会合を見極めたいとのムードもあり「積極的なポジションを取りにくい」(国内証券)という。
一方、市場では「日銀は金融緩和を継続しており、経済政策も期待される。円安を悪く捉えれば別だが、企業業績にはプラスに働く。日本株を売る理由はあまりない」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長)との見方も聞かれた。
TOPIXは1.58%安の1875.13ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆2336億0600万円だった。東証33業種では32業種が下落し、値下がり率上位に鉱業や空運業、海運業などが並んだ。値上がりは水産・農林業の1業種だった。
値がさのファーストリテイリングやソフトバンクグループが軟調だったほか、TDK、ファナック、アドバンテストもさえなかった。一方、日本ハムはしっかり。東京エレクトロンやNTTは小高い。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが197銘柄(10%)、値下がりは1599銘柄(87%)、変わらずは42銘柄(2%)だった
この記事に関連するニュース
-
日経平均は大幅続落、米金利上昇や中東情勢警戒 「過剰反応」の見方も
ロイター / 2024年4月16日 15時31分
-
午前の日経平均は大幅続落、800円超安 米金利上昇など嫌気
ロイター / 2024年4月16日 12時7分
-
日経平均は反落、中東緊迫化で 一巡後は3万9000円台で様子見に
ロイター / 2024年4月15日 15時47分
-
日経平均は続落、米CPI経て早期利下げ観測が後退 円安は支え
ロイター / 2024年4月11日 15時36分
-
日経平均は大幅反落、3万9000円割れ 米雇用統計や中東情勢を警戒
ロイター / 2024年4月5日 15時50分
ランキング
-
1米ファンドに日本KFC売却=三菱商事、来月にも
時事通信 / 2024年4月26日 20時17分
-
2円安、物価上昇通じて賃金に波及するリスクに警戒感=植田日銀総裁
ロイター / 2024年4月26日 18時5分
-
3突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 9時0分
-
4円相場が一時1ドル=157円を突破 34年ぶりの円安ドル高水準を更新
日テレNEWS NNN / 2024年4月26日 23時38分
-
5KDDI、ローソンに対するTOB成立…宅配事業の強化や金融事業を展開
読売新聞 / 2024年4月26日 20時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください