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バイデン氏のFRB人事案、上院銀行委の共和党トップが批判

ロイター / 2022年1月26日 10時34分

米上院銀行委員会の共和党トップ、パット・トゥーミー上院議員は25日、バイデン大統領が指名した米連邦準備理事会(FRB)人事について、米国を公平に代表する人選か疑問があると批判した。写真は2021年9月、ワシントンで撮影(2022年 代表撮影)

[25日 ロイター] - 米上院銀行委員会の共和党トップ、パット・トゥーミー上院議員は25日、バイデン大統領が指名した米連邦準備理事会(FRB)人事について、米国を公平に代表する人選か疑問があると批判した。与野党の勢力が拮抗する議会上院で、指名承認手続きが難航する可能性を示唆した。

トゥーミー氏はバイデン氏への書簡で、大統領が最近指名したFRB理事候補について、地理的にも経歴面でも「多様性が著しく欠けている」と懸念を示した。

FRB首脳部人事を巡りバイデン氏は昨年、パウエル議長の再任とブレイナード理事の副議長昇格を発表。今月にはサラ・ブルーム・ラスキン元理事を銀行監督担当副議長に、エコノミストのリサ・クック氏とフィリップ・ジェファーソン氏を理事に、それぞれ指名した。

この人事が上院で承認されれば、定員7人のFRB理事は人種と性別で史上最も多様性に富んだ顔ぶれになる。

だがトゥーミー氏は、職歴と地域という観点では多様性に欠けていると批判。ミシガン州立大学のクック氏を除く全候補がリッチモンド連銀地区から選ばれているほか、大半の候補が学者出身だと指摘した。全米には12の連銀地区がある。

ラスキン氏に関しては、過去に石油ガス業界への「敵意」を示しているとし、FRB理事として「好ましくない」と痛烈に批判した。

FRB人事は上院本会議に先立ち上院銀行委員会での承認が必要。

連邦準備法では1つの連銀地区から選ぶ理事は1人までと定めているが、エール大学金融安定プログラムの上級研究員、カレブ・ナイガード氏は上院が歴史的にこの規定を広く解釈してきたと指摘。

一方で「地理的な理由で上院が人選に疑問を呈し、ホワイトハウスが説明を求められるのは完全に適切だ」と述べた。

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