ロシア、国際宇宙ステーション離脱へ 正式通知ないと米NASA
ロイター / 2022年7月27日 12時20分
ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ新社長は26日、2024年に国際宇宙ステーション(ISS)計画から離脱することを決めたとプーチン大統領に報告した。ただ、米航空宇宙局(NASA)当局者はロシアから離脱の正式な通知は受けていないとしている。(2022年 ロイター/NASA/Roscosmos/Handout via REUTERS)
[ワシントン 26日 ロイター] - ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ新社長は26日、2024年に国際宇宙ステーション(ISS)計画から離脱することを決めたとプーチン大統領に報告した。ただ、米航空宇宙局(NASA)当局者はロシアから離脱の正式な通知は受けていないとしている。
ボリソフ氏はプーチン大統領に対し「パートナーに対する義務は全て果たすが、24年にISSから離脱することを決定した」と報告した。
一方、米航空宇宙局(NASA)のISS部門ディレクター、ロビン・ゲイテンズ氏は、ロシア側から政府間協定の下での義務に基づく公式な通達は受けていないとしている。NASAのネルソン長官は30年までISSの運用を続けるという米国の方針を改めて示し、「パートナーと調整している」と声明を発表した。
米国務省のプライス報道官は定例記者会見で、ボリソフ氏の表明に驚いているとし、「米ロの宇宙機関がこれまで長年にわたって実施してきた専門的な協力を踏まえると、残念な展開だ」と述べた。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官報道官は会見で、ロシア政府はISS撤退意向を正式に通告していないと述べ、「ロシアが撤退した場合、2024年以降のISSへの影響を軽減するために選択肢を模索している」と説明した。
副首相や国防次官などを務めたボリソフ氏は、今月15日にプーチン氏にロスコスモス社長に任命されたばかり。前任のドミトリー・ロゴジン氏もISSからの離脱を度々示唆していた。
*動画を付けて再送します。
この記事に関連するニュース
-
ロシアの宇宙船「ソユーズMS-24」3名の宇宙飛行士を乗せて地球に無事帰還
sorae.jp / 2024年4月9日 11時48分
-
ロシア、米と宇宙兵器含む戦略安保で潜在的対話も=報道官
ロイター / 2024年4月6日 0時28分
-
死の4時間前、ナワリヌイ氏に何があったのか?「身柄交換交渉」の内幕を検証した プーチン氏、交換に「私は『賛成する』と答えた」
47NEWS / 2024年4月2日 10時0分
-
JAXAを退職する若田光一宇宙飛行士が記者会見 今後は民間から宇宙開発に貢献
sorae.jp / 2024年3月29日 19時18分
-
JAXA退職の若田光一宇宙飛行士 - 4月から民間へ転身も「生涯現役」は貫徹
マイナビニュース / 2024年3月29日 19時1分
ランキング
-
1豪雨被害で死者200人超 アフリカ東部タンザニアなど
共同通信 / 2024年4月26日 9時15分
-
2新防衛戦略の策定提案へ=「欧州、属国集団にあらず」―仏大統領
時事通信 / 2024年4月25日 22時43分
-
3米国、ニジェールから軍撤退を表明(ニジェール、米国、ロシア、中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月26日 1時50分
-
4真榊奉納を「断固非難」=ロシア
時事通信 / 2024年4月25日 21時22分
-
5「駐日米大使の醜聞もみ消し」 トランプ氏の公判で証言
共同通信 / 2024年4月26日 15時58分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください