マスク氏がテスラ株売却、40億ドル分 ツイッター買収資金か

　米電気自動車（ＥＶ）大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が、約４０億ドル相当の同社株を売却したことが２８日に分かった。ツイッターの買収資金に充てられる可能性が高い。ドイツ・グリューンハイデで３月代表撮影（２０２２年　ロイター）

［２８日　ロイター］ - 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が、約４０億ドル相当の同社株を売却したことが２８日に分かった。ツイッターの買収資金に充てられる可能性が高い。

証券当局への提出資料によると、２６日と２７日に計４４０万株を売却した。これはマスク氏が保有するテスラ株の２．６％に相当する。

同氏は「本日以降、テスラ株の追加売却の予定はない」とツイッターに投稿した。

同氏は２５日、４４０億ドルでツイッターを買収することで合意した。

投資家の間では、マスク氏が買収費用のうち２１０億ドルのエクイティ部分を賄うためテスラ株を売却するとの懸念が出ていた。

残る１７０億ドル分の調達方法は不明。マスク氏は宇宙開発企業スペースＸの株式４３．６１％を保有する。同社の評価額は１０００億ドルと伝えられている。

関係筋がロイターに語ったところによると、マスク氏は自身の資金負担を軽減するためパートナーを模索しているが、見つかるかどうかは不透明という。