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原油先物は続落、新型コロナ拡大で需要懸念高まる

ロイター / 2020年9月30日 11時10分

アジア時間の原油先物は続落。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、燃料需要を巡る懸念が高まっている。写真は米オクラホマ州・クッシングの原油貯蔵タンク。2016年3月24日に撮影。(2020年 ロイター/Nick Oxford)

[東京 30日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続落。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、燃料需要を巡る懸念が高まっている。

0048GMT(日本時間午前9時48分)時点で、北海ブレント先物 は0.23ドル(0.6%)安の1バレル=41.03ドル。米WTI原油先物 は0.26ドル(0.7%)安の39.29ドル。

前日の米国時間取引ではいずれも3%超下落した。

みずほ(ニューヨーク)のエネルギー先物ディレクター、ボブ・ヨーガー氏は、新型コロナ感染者の増加や世界的な原油供給の増加を考慮すると、原油価格の下げ幅は「特大」に拡大する可能性があると警告した。

世界の石油商社大手の幹部は石油需要の回復見通しについて、新型コロナの影響で今後数カ月間または数年間は鈍く、原油価格も横ばいで推移するとの見方を示した。

原油価格の重しとなっているのが、旅行の減少に伴う燃料需要の落ち込みだ。

石油精製会社は引き続き供給過剰に悩まされており、関係者の話によると、米石油精製最大手のマラソン・ペトロリアム は29日、全社的な人員削減を開始した。

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