容疑者「捨てた」凶器を海中で捜索 兵庫・たつの市で１９年前に女児刺され重傷 ２０人体制で姫路市の埠頭捜索

　１９年前に兵庫県たつの市で、女の子を刺して重傷を負わせたとして男が逮捕された事件で、警察が海に捨てられたとされる凶器を捜索しました。

　「海に潜って兵庫県警による凶器の捜索が行われます」

　兵庫県警による捜索は１１日午後、姫路市の吉美埠頭で約２０人体制で実施されました。

　勝田州彦容疑者（４６）は２００６年、たつの市で当時９歳の女の子を刃物で刺して重傷を負わせたとして殺人未遂の疑いで逮捕されました。

　勝田容疑者は逮捕前の任意の取り調べで、「凶器は捨てた」という趣旨の供述をしていて、警察は本人の説明から海中を磁気探索機を使って捜索しました。

　警察は、勝田容疑者が殺人容疑で逮捕された２００７年の加古川市での女児殺害事件でも、１月下旬から播磨町の海岸で凶器の捜索を始める予定です。