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花粉対策で空気清浄機を購入予定です。どこをチェックして選べばよいですか? 【家電のプロが解説】

オールアバウト / 2024年4月7日 21時25分

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「花粉症対策」を目的に空気清浄機を購入する場合、どのような点をチェックすればよいのでしょうか。家電エバンジェリストで「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志が解説します。

つらい花粉症の対策に、空気清浄機の購入を検討している人もいるかもしれません。「花粉症対策」を目的に選ぶ場合には、どのような点をチェックすればよいのでしょうか。

家電エバンジェリストで「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志が解説します。

(今回の質問)
花粉対策で空気清浄機を購入予定です。選ぶときはどこをチェックすればよいですか?

(回答)
花粉対策のために購入するのであれば、花粉対策用の気流制御などを搭載するパワフルな空気清浄機を選ぶのがおすすめです。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

花粉は大きく重いため、意外に対策しにくい

黄砂の約10マイクロメートル、タバコの煙の1マイクロメートル以下、ウイルスの約0.1マイクロメートルに比べて、スギ花粉の粒径は約15~50マイクロメートルと比較的大きいため、すぐに床に落ちてしまうのが特徴です。

一般社団法人日本アレルギー協会「スギ花粉の粒径分布・粒子密度・沈降速度及び濃度測定法-OHIO Chamberのための基礎検討-」によると、スギ花粉の落下速度は毎秒1.9センチとのこと。そのため、190センチの高さに浮遊していたスギ花粉は、たったの1分40秒程度で床に落ちてしまうというわけです。

花粉症対策にも空気清浄機を使うのであれば、重要なのは「花粉をいかに効率よく捕集できるか」となります。

花粉を捕集する各社の機能とは

続いて、花粉を効率よく捕集するために、各社が導入している機能を見ていきましょう。

ダイキン工業の空気清浄機が搭載する「花粉運転」の場合、5分ごとに風量が「標準」と「弱」で交互に切り換わり、ゆるやかな気流を起こすことで花粉が床に落ちる前にキャッチしやすくしています。

パナソニックの空気清浄機が搭載する「3Dフロー花粉撃退気流」の場合、立体的な気流によって部屋全体の空気を効率よく循環させることで、花粉集じん量を向上させているそうです。

適用床面積の大きさも重要

また、パワフルなことも重要です。空気清浄機の仕様には適用床面積の目安が記載されていますが、これが大きいほど短時間で室内の空気を清浄化してくれます。10畳の部屋なら10畳程度で大丈夫というのはなく、なるべく適用床面積が大きいモデルを選ぶのがおすすめです。

この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
(文:安蔵 靖志)

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