【女子に調査】SNS“絆”事情 広く浅いつながりは意外と役立つ?
ananweb / 2019年11月8日 20時30分
20代~30代前半の女性に、絆についてアンケートを実施。リアル、SNSなど、多様化する絆のかたちの現在を探ります!
■ Q. 広く浅いつながりが役に立ったことはありますか?
YES…83%、NO…17%
強い絆でなくとも、時にはメリットが。
SNSだけつながっておくような、現代らしい広く浅いつながり。普段は意味が薄い関係だけど、「役に立ったことがある」と答えた人が実に83%。情報を必要とする時、意外に力を発揮するのはネットワークといえそう。
■ Q. 広く浅いつながりが裏目に出たことはありますか?
YES…48%、NO…52%
便利であるゆえに起こるデメリットも。
結果は約半々。SNSを中心に、トラブルを生むこともたくさん。つながっているからこそ、都度返信しないと悪印象だったり、気軽にドタキャンできてしまったり。自分にとってそれほど重要でもないところで、手間をとられる実情が。
■ Q. つながりが厄介だと感じてしまう人はいますか?(複数回答)
仕事関係…47%、いない…23%、地域…21%、友人…15%、サークルや趣味などの仲間…10%、家族…10%、恋人…4%、その他…2%
仕事関係がトップ。適度な距離感を心がけて。
仕事関係が群を抜いて1位。他にもご近所付き合いや友人で、距離感の異なる接し方に戸惑いを感じる人が多かった。仕事や住居はそう簡単に変えにくいので、悩みも深刻。一方、「いない」と答えたノンストレスな人も23%で2位に。
■ Q. SNSを利用していますか?(複数回答)
LINE…79%、Instagram…53%、Twitter…52%、Facebook…40%、Messenger…17%、Skype…9%、SNSを利用していない…8%、カカオトーク…8%、Slack…6%、Tumblr…1%
もはや欠かせないツール。インフラ的存在感を発揮。
半数以上の人が、LINE、Instagram、Twitterを利用。SNSがコミュニケーションインフラとして、すでに定着していることがわかる。またSNSを現在利用していない人が、8%ほど存在。なかにはSNS疲れでやめた人も。
■ Q. SNSの種類によってつながり方は違うと思いますか?
YES…87%、NO…13%
コミュニティでツールを分けている人が多数。
オープンかクローズドか、文字と写真のどちらが中心かなど、SNSごとに特性が。それによってつながり方が違うと考えている人が87%に上った。Facebookは海外や仕事の連絡手段。Twitterは趣味のつながりが中心。Instagramは情報収集・発信に活用など。また、Instagramは表向き、Twitterは本音と、ツールごとに発信内容が異なるというイメージを持つ人もいるよう。LINEはメール感覚で、個人的な連絡手段として一般化している様子。
■ Q. SNSのみでの交友をどう思いますか?
リアルと区別はするが、問題ないと思う…47%、抵抗がある…27%、リアルより気軽でよい…18%、リアルと同じ…8%
抵抗がないという意見が、70%以上。
SNSのみでの友人関係に抵抗はない人が約70%と、リアルで会っていないことを問題視する人はもはや少数派。むしろ、顔も名前も知らないから相談できる、なんて声も。リアルとは違うことを理解し、関係を構築しているよう。
■ Q. あまり教えたくない人にSNSを聞かれたらどうしますか?
はっきりと断る…15%、やんわり断る…33%、話をそらす…11%、逆に相手のを聞いておき、自分から連絡すると伝える…18%、仕方なく教える…23%
結果的に教えない派が約80%。
「仕方なく教える」と答えた23%を除き、残りの77%が「教えない」という結果に。細かく見ると、断るというストレートな人が約半数。話をそらすなどのごまかす派が30%程度。徐々にネットリテラシーが高まっているといえる。
■ Q. SNSを使用していないと“孤独”を感じますか?
YES…14%、NO…67%、どちらともいえない…19%
意外にもNOが多数派。世代的にも依存度は低め。
人間関係の中でも比重が大きいSNSで、注意すべきはその依存度。しかしSNSを使っていない時も「孤独を感じない」と答えた人が約70%に上り、この世代については問題なさそう。執着しすぎず、うまく使いこなしている模様。
■ Q. SNSを利用してから、絆のあり方は変わったと思いますか?
YES…68%、NO…32%
YESのうち良い変化…顔は知らなくても、気の合う人と会えた。(32歳・事務)、住んでいる地域が違う人と出会えた。(26歳・不動産)、Twitterのおかげで、生涯の友人に出会えた。(24歳・金融)
YESのうち悪い変化…コミュニケーションの回数は増えたけど、深さはない。(24歳・広告)、会わなくても近況を知っていて、会った気になっている。(31歳・ブライダル)、携帯を見ることが多くなり、会話が減った。(23歳・出版)、LINEの返信など、めんどうなことが増えた。(25歳・印刷)
良くも悪くも、変化アリ。様々な声が集まりました。
約70%がYESと回答。コメントを見ると、良い悪い両方の変化があることがわかる。良い変化は、リアルに縛られずに絆を見つけられるという意見。悪い変化は、SNSの利便性により、リアルな絆が薄れたという意見が多かった。
※『anan』2019年11月13日号より。イラスト・nanamy
(by anan編集部)
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