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パン研究家もリピート!食パンが本当に美味しい東京のお店

ANGIE / 2016年4月22日 17時0分

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シンプルだからこそ、「これだ!」というものになかなか出会えないのが、食パン。グルメサイトや本などにたくさん並ぶ情報を見て、悩む人も多いはず。

そこで、これまで1万個以上のパンを食べてきたパン研究家・片山智香子先生に、食パンが本当に美味しいパン屋さんを厳選してもらいました。

どのお店も予約必須の人気ぶり! ぜひ、一度訪れてみて。

 
京王線・仙川駅「AOSAN」
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駅前の商店街を抜け、住宅街を少しだけ歩くと、両開きの扉から風にのってきたパンの香りが鼻孔をくすぐります。

「AOSAN」オーナーの奥田さん夫妻は二人そろって、天然酵母の先駆けとして有名な「ルヴァン」で修行を積んだパン職人

天然酵母のハード系パンや、無添加イーストを使った菓子パンなど……。”なるべく身体に優しいものをデイリーに食べてもらいたい”という思いから、素材にこだわりつつも120円から購入できるリーズナブルな価格帯でパンを販売しています。

取材中、通りがかりの近所のお子さんが「いってきまーす!」とスタッフに挨拶。地元にしっかりと根付いていることが伺えます。
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スタッフが力を合わせてセルフリノベーションした、風合いのある店内。


飲み物をテイクアウトし、目の前の公園でパンを食べるお客様も多いそう。

 

実データ

片山先生が愛してやまない「角食パン」(6枚/250円)は、国産小麦を使用し、種を3日間寝かし発酵で”味の深み”を出しているのが特徴


オープン前から買い求めるお客様が列をつくり、予約だけでも3ヶ月待ちだったこともあるとか!

毎日食べても飽きのこない”白米”のような存在でありたい、という奥田さんの思いから、副材料をたくさん入れて味を濃くするのではなく、発酵で味を引き出すようにしています。

「トーストにしないで、そのまま食べても美味しいんです!! パン自体が主張しすぎないから、サンドウィッチはもちろん、コロッケなどの惣菜を挟むのもおすすめ。まさに名脇役ですね」(片山先生)。

 

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ゆっくり丁寧に発酵させた「イギリスパン」(220円/一山)。全粒粉の香りが立ち、ずっしり重く、もちもちとしていて食べごたえあり!

 

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40種類以上のパンをラインナップ。場所柄、子ども連れのお客様が多いため、カスタードクリームパンやマロンパン、プレーンあんパンなど、菓子パンも充実しています。

 

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チーズケーキに、レーズンサンドなど、ケーキ職人の経験もある奥田さんが作る焼き菓子もあります。

写真の「エンガディーナ・ヌス・トルテ」(220円)は、くるみとオレンジピール、キャラメルなどがぎっしり詰まったドイツ菓子。

 

【AOSAN】


住所 東京都調布市仙川町1-3-5


電話 03-5313-0787(商品予約可)


営業時間 12:00〜18:00


定休日 日曜日 月曜日


 
世田谷線・松陰神社前「ブーランジェリー スドウ」
実店内

世田谷線・松陰神社前駅の目の前に佇む、パンと洋菓子のお店「ブーランジェリー スドウ」。

「タイユバン ロブション」、「ブーランジェリーブルディガラ」、「ペルティエ」、「マリアージュ ドゥ ファリーヌ」などでシェフをつとめ、さまざまなコンクールの受賞歴をお持ちのオーナー・須藤さん。ポリシーは、”素材のよさを引き出し、365日、変わらぬ味を作る”ことです。

同じくパン職人の奥様とともに、その日の湿度などのコンディションに合わせるなど、丁寧にパン作りをしています。「品質を保つため、50種類並べるのが精一杯」。

取材中に拝見した厨房は、小麦粉さえもこぼれていないほどの清潔さ。須藤さんのパンへ向き合うまじめな姿勢が伺えます。

 

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パティシエの経験も持つ須藤さんは、見た目の美しさにもこだわり、お客様の目を楽しませています。

写真は、洋梨やキャラメルバナーヌショコラなどをのせた、サクサク食感のデニッシュ(280円〜)。

 

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「ホップの自家製天然酵母から作られている逸品。みずみずしく、口溶けのよさが抜群ですよ!」と片山先生が語るのは、「世田山食パン」(1斤/580円)。

焼きたては、厚さ3cmにカットし、これまた厚めに切った発酵バターをのせて、そのままガブリといただくのがおすすめなのだとか。

角食タイプの「世田谷食パン」(310円/1斤)もあり。こちらは製法・素材も同じですが、蓋をして焼くため、生地がギュっと詰まった食感になっています。予約が1ヶ月先まで埋まっているため、必ずお電話を!

ミルクキャラメルや、フランボワーズなど、食パンにぴったりなオリジナルジャムもあるので、一緒に購入してみてはいかが?

 

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「世田谷食パン」に、はちみつとバターを贅沢にしみ込ませた「ハニートースト」(280円)も人気です!

 

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生クリームやはちみつなどを使った口溶けのよい「焼きドーナツ」(250円)、北海道産バターやフランス産小麦などを使った上品な味わいの「Sudoキューブ」(1個100円)など……。ホームパーティの手土産にもぴったりな焼き菓子も豊富!

 

【ブーランジェリー スドウ】


住所 東京都世田谷区世田谷4-3-14


電話 03-5426-0175(お菓子、プリン、食パン、バケットは予約可)


営業時間 9:00〜19:00


定休日 日曜日 月曜日(火曜日は不定休)


 
西武有楽町線・中村橋「nukumuku」
実01

すべてのパンに低農薬の国産小麦を使用している「nukumuku」。

「安心安全に食べてもらいたいのはもちろん、国内の生産者が大切に作ってきたものを広めたい」と語るオーナー・与儀さん。味の追求だけでなく、人と人のつながりを大切にしている気持ちがパンに込められています。

本来、農薬不使用のため味が安定しにくい国産小麦ですが、数々の有名店で修行してきた与儀さんの確かな技術と研究によってクオリティが保たれています。

例えば、クロワッサンにはヒキの少ない小麦を、食パンには伸びの良い小麦を使うなど、それぞれの個性に合わせてパンを作っています。

 

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与儀さんが趣味で集めているヴィンテージアメリカン雑貨が散りばめられた店内。買いものに来たお子さんにも楽しんでもらいたい、という思いが込められています。

約100種類のパンがラインナップされるから、毎日通っても飽きないはず!

「パンの美味しさだけでなく、この世界観を楽しめるのも魅力ですね!」(片山先生)

 

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片山先生が猛プッシュするのは、木・土・日曜日限定販売の「モチモチ食パン スペシャル」(340円/1斤)。

「今まで食べたことのない食感に驚きますよ! ”もちもち”とはまた違い、”ペタペタ”とした水分を多く含んだジューシーな食感は病みつきになること間違いなし!」(片山先生)。

小麦に熱湯をかけて作った種を長期熟成させる、レーズンを材料としたまろやかな天然酵母を使うなど……。さまざまな製法が駆使されていることで、唯一無二の食感に仕上げられています。

また金曜日は、石臼で丁寧に挽かれた全粒粉入りの「モチモチ全粒粉食パン」(350円/1斤)も販売。

 

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食パン以外の人気商品もご紹介します。看板のデザインにもなっている人気NO1商品「クリームパン」(200円/写真右)。北海道産小麦「ゆめちから」100%で作られた生地が自家製カスタードクリームをやさしく包み込んでいます。

ドーナツ(160円/写真左)はなんとフランスパンの生地で作られたもの! 長期間発酵の豊かな味わいの虜になるはず。

「nukumuku」は、2016年9月に三軒茶屋へ移転予定。カフェも加わり、さまざまな地域のこだわりの食材も販売するそう。これからも目が離せないお店ですね!

 

【nukumuku】


住所 東京都練馬区貫井1-7-25


電話 03-3825-5404(商品予約可)


営業時間 10:00〜19:00


定休日 月曜日 火曜日


 

お店によって、食パンの味わいはさまざま。食べ比べてみるのもおもしろいですよ!

※価格はすべて税抜き表記です。


 

【片山智香子】


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これまで1万個以上のパンを食べてきたパン研究家。


国内最大級のコミュニティサイト「パン屋さんめぐりの会」主宰。自宅でのパン教室も開催している。


雑誌やテレビ、ウェブメディアなどで活躍中。


著書『ボウルで3分こねるだけ! ラク! 早! カンタン! おうちパン』がある。


All photo by 武蔵英介(ANIGE編集部)*片山先生プロフィール写真を除く


トップ画像撮影店舗:「AOSAN」

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