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内側の色と素材がポイント!紫外線カット率が高い日傘の選び方

ANGIE / 2022年6月8日 13時21分


春先から夏はほぼ必須アイテムと言っても間違いではない「日傘」。強い日差しを遮るのはもちろん、紫外線をカットして肌を守るという役割もあります。


ところでこの日傘、多くの日傘が2~3年で寿命を迎えることや、内側の布の色で紫外線遮断効果が変わることは、あまり知られていません。


本格的な夏を迎える前に知っておきたい、日傘の選び方・買い替え時をお伝えします。


 


加工?素材? 日傘紫外線カット方法は2種類ある


日傘は2,000~3,000円出せば、雑貨店やスーパーでそれなりにかわいらしいものが買えます。


一方、傘専門店や百貨店では1本1万円前後からの日傘が売られています。


これ、大きく何が違うかというと、「どのような方法で紫外線をカットするのか」なんです。


日傘には大きくわけて3つの紫外線カット方法があります。


1.傘の生地(外側)にUVカットコーティング剤を塗布して紫外線をカットする方法

2.傘の生地(内側)に黒いラミネート加工をして紫外線をカットする方法

3.遮光生地を使用して紫外線をカットする方法



5,000円以下で購入できる安い日傘は主に1の紫外線カットコーティングが施された日傘です。


それより少し価格帯が上がり、5,000円~1万円くらいまでの日傘は1に合わせて2の黒いラミネート加工を施されている場合が多く、よりしっかり紫外線をカットします。


1万円前後からそれ以上の金額の日傘になると、傘の生地自体が1級遮光生地になっているものが主流。加工ではなく素材で紫外線をカットしています。このクラスの傘では、さらに2もプラスして内側がラミネート加工されていることも珍しくありません。


どれも紫外線を遮断する効果があるのは一緒ですが、コーティングされたものは使っているうち次第にコーティングがはがれ、紫外線カット効果がだんだん減少していきます。しっかり紫外線をカットしたいなら、だいたい2~3年が買い替えの目安なのです。



一方、生地そのものが遮光生地になっている日傘は、傘の骨や生地同士がこすれることにより少しずつ摩耗はしますが、急に紫外線遮断効果が激減することはありません。大事に扱えば長期間、紫外線をしっかりカットし続けます。


日傘には「UVカット加工がされているリーズナブルな日傘を買って、数年で買い替える」か、「素材がUVカットの日傘を買って、長く使う」かという選択肢があるのです。


 


内側が黒い日傘で「照り返しの紫外線」を防ぐ


日傘によって、内側の色はそれぞれ。生地と同じ色の日傘もあれば、外側は白や水色でも内側は黒い日傘もあります。そして機能重視の高価な日傘ほど内側に黒いラミネート加工が施してあります。


日傘の内側が黒いのは、照り返しの紫外線を防ぐため。


日差しは上から降り注ぎますが、足元に降り注いだ紫外線も反射して照り返します。この「照り返し」が肌にダメージを与えることも忘れてはいけません。気象庁のデータによると、照り返しはアスファルトや草地だと10%、砂浜では25%にもなるそうです。


 


白っぽい色は光を反射します。傘の内側が明るい色だと、照り返しの紫外線を反射させ、顔に反射した紫外線が当たってしまうのです。


しかし、黒い色は光を吸収します。日傘の内側を黒くすることで地面から照り返された紫外線を集めて生地で吸収し、再反射して顔に当たるをの防ぐのです。


「内側が黒い日傘はあまりおしゃれじゃない」と感じるかもしれませんが、「顔を紫外線ダメージから守る」という意味では、内側が黒い日傘こそ最強だと言えます。


 


おすすめの日傘ブランド3選
芦屋ロサブランの日傘


出典:芦屋ロサブラン


知る人ぞ知る、上品でおしゃれで、かつ高機能・高品質の日傘ブランドが芦屋ロサブランです。兵庫県芦屋市にショップがあるほか、通販でも購入できます。


芦屋ロサブランの日傘はすべて日本製の1級遮光生地を使用。素材自体がUVカット生地となっています。裏地はブラックラミネート加工されているので、反射の紫外線も最小限。


日光アレルギーの人からも支持されている芦屋ロサブランの日傘は、「安心して使える」日傘だと言えます。


 


Wpc.™の日傘


出典:Wpc.™


街中のお店でもみかけることが多いWpc.™の傘は、2,000~3,000円台のリーズナブルな価格帯の傘が中心。


デザインや色展開も多いので、選ぶ楽しさが味わえます。


リーズナブルな傘はUVコーティング加工ですが、少し高価なUVカットラミネート加工(内側が黒い加工)してある傘もあります。


 


リーベンの日傘


出典:リーベン


日本の老舗傘ブランド・リーベンでは、リーズナブルな価格帯の日傘からしっかりした素材を使った1万円前後の価格帯の傘まで、幅広いラインナップの日傘を取り扱っています。


他のブランドにはなかなかない、「折り畳みではない晴雨兼用の大きめジャンプ傘」があるのもリーベンの特徴。55㎝とビッグサイズなので、日差しからも雨からもしっかり体を守ってくれます。


 


お気に入りの日傘を長く大事に使う喜び


実は私、2年前に今回紹介した日傘の機能と寿命についての情報を知り、1級遮光生地の日傘を買い求めました


結果、大満足。デザインはすてきだし、何よりしっかり紫外線を遮断してくれているという安心感があります。


また、それなりのお値段がしたので「絶対に大事に使うぞ」「なくさないぞ」という気持ちが強く働いていますし、モノを大事に使っているということ自体がうれしく感じられます。


百貨店の傘専門店に行くと、他にも1級遮光生地を使った傘が多く並んでいます。1級遮光生地の日傘が気になる人は、ぜひ百貨店に足を運び、店員さんにおすすめを聞いてみて。


 


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