データセクションのAIプラットフォーム 「MLFlow(エムエルフロー)」により開発したソリューションが本格事業化へ
@Press / 2018年2月14日 9時30分
データセクション株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:澤 博史、以下「データセクション」)と株式会社ブイキューブロボティクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:出村 太晋、以下「ブイキューブロボティクス」)は、2017年6月に業務提携を結び、データセクションが保有する「AI を活用した映像解析技術」とブイキューブロボティクスが保有する「ロボティクス領域の業務サービス開発力」の組み合わせによる様々な「警備・点検業務の完全自動化」の実現に向け、協働で事業化を進めております。
今回その第一弾の取り組みとして、メガソーラーにおける太陽光発電施設点検を事業化し、太陽光発電施設点検パッケージ「SOLAR CHECK(ソーラーチェック)」として提供する運びとなりました。
データセクションでは、このソリューションにおいて、当社開発の独自のプラットフォーム「MLFlow(エムエルフロー)」を活用。現在α版として公開している「MLFlow」によって開発されたソリューションの本格事業化第一号となります。映像解析に強みを持つ「MLFlow」の技術力により、ドローンで撮影した大量のデータを解析。太陽光発電設備の異常を自動で検知し、レポート出力することを可能としました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/149532/LL_img_149532_1.png
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【太陽光発電施設点検サービス・開発の背景】
太陽光発電設備は、パネルの動作異常によるホットスポット発現により、発電量の低下や、火災の危険性が高まるなどのリスクがあり、日常の保守点検や異常検知が欠かせないものとなっております。しかしながら現状では人手で一枚一枚検査を行うことが主流であり、高所に設置された太陽光発電設備を頻回に点検することができないことから、故障の早期発見が難しい状況にあります。また太陽光発電所保守管理業務を行う事業者においては、今後、人手での保守運用を担う人的リソースの確保並びにノウハウの伝承が困難になることが予想され、点検の自動化が急務です。
【サービスの特長】
データセクション並びにブイキューブロボティクスにおいては、この課題を解決するため、AIによる映像解析とドローンを組み合せた太陽光発電施設点検の完全自動化ソリューションを開発。提供を開始いたします。
ドローンとその搭載カメラによる空撮技術は、人手の及びにくい建造物の点検などへの導入が期待されているところですが、これまではドローンの「操縦」や撮影された「映像の確認作業」が人力で行われてきたため、業務効率化においては課題を多く残しておりました。今回、これまでのドローンサービスとは一線を画す取り組みとして、操縦から点検レポート出力までの一連のオペレーションを完全自動化しております。
なお、サービスイメージは以下の通りです。
1. 初回セットアップ時に、発電所の太陽光発電設備の配置に合わせてブイキューブロボティクスの担当がドローンの航行ルートの設定を行います。以降は設定ルートに沿ってドローンが自動航行を行い、赤外線カメラでパネルを撮影します。
2. ドローンに保存されたパネル映像を、アプリケーション経由でクラウド環境にアップロードすると、データセクションの映像解析エンジンに転送されます。
3. 映像解析によって異常パネルとその場所を検知し、アプリケーションに解析結果を返します。
4. アプリケーションによってレポートが生成され、レポートメールの形で、お客様にデータが届きます。
AIとドローンにより、これまでよりも容易に点検作業を行うことができるようになります。点検実施回数を増やすことができるなど、火災発生のリスク低減・発電効率の最大化などにお役立ていただけるのがメリットです。
【本取り組みのうちデータセクションの開発分野】
データセクションはこの一連の自動化ソリューションのうち、以下の通り映像受け入れから解析、異常検知までの技術を提供しております。
1. ドローン搭載カメラで撮影された映像をクラウド環境で受け取り。
2. 自動で映像を解析。故障個所を検知。
3. 検知結果についてブイキューブロボティクス側システムに送信。
データセクション独自のプラットフォーム「MLFlow」により、通信で受け取った映像の解析から検知結果出力までを自動化。人手による作業が不要となることで検知スピードが劇的に向上し、ドローンによる撮影後、当日中の点検レポート出力を可能としました。
【今後の展望】
今回のソリューション開発で得た知見をベースに、AI×ドローンを活用した取り組みとして次のような展開を検討しております。
1. 太陽光発電施設自動点検については、点検箇所が広大であるほどAI×ドローンを利用することのコストメリットがあります。今後は補修事業者との提携も視野に入れ、総合的なパッケージ化を目指します。
2. 人手を介して高コストな点検作業を行っている分野への展開を検討します。
・鉄塔やトンネルの点検
・コンクリートの点検
3. 人手の及ばない分野への展開を検討します。
・動物による農作物被害の監視
・断崖絶壁の建造物の調査
データセクションでは、今後もAIを活用した事業展開を積極的に推進してまいります。
【会社組織の紹介】
データセクション株式会社(東証マザーズ:証券コード3905)
本社所在地: 東京都渋谷区渋谷2-17-2 太陽生命渋谷ビル7階
代表者 : 代表取締役社長CEO 澤 博史
設立 : 2000年7月
資本金 : 888,825千円(2017年12月31日現在)
事業内容 : 消費者マーケティング事業/風評リスク対策事業/
画像解析事業/ソリューション開発事業/海外SNS分析事業
URL : http://www.datasection.co.jp/
株式会社ブイキューブロボティクス
本社所在地: 東京都渋谷区渋谷1-8-7 第27SYビル
代表者 : 代表取締役社長 出村 太晋
設立 : 2015年10月
事業内容 : ロボティクス領域において映像コミュニケーション技術と
ドローンコンピューティング技術を組み合わせたソリューション事業
URL : https://www.vc-robotics.com/
【今後の見通し】
今回の発表が、データセクションの当期の業績に与える影響は軽微である見通しです。今後、データセクションの業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合には、速やかにお知らせいたします。
【本リリースについて】
ニュースリリースに掲載されている、サービス内容、価格、その他の情報は、発表日現在の情報です。その後、様々な要因により予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
【関連リリース】
・ブイキューブロボティクスと業務提携、AIの映像解析×ドローンの自動航行による警備・点検業務の完全自動化の実現を目指す
URL: https://www.datasection.co.jp/news/pressrelease-2017061401
・新たなAIのインフラMLFlow(Machine Learning Data Flow)α版公開
URL: https://www.datasection.co.jp/news/pressrelease-2017111301
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プレスリリース提供元:@Press
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