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【生活者分析】『歩く』ことはトレンド!?

@Press / 2012年10月2日 9時30分

『できるだけ歩く人』が増加
ブランド戦略コンサルティング会社の株式会社リスキーブランド(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:田崎 和照)は、当社が毎年実施している生活意識調査MindVoice調査データ(約4,000サンプル/年)から、2010年と2012年のデータを用いて「美容・健康・身だしなみのために、日ごろ行っていること」についての分析を行いました。

詳細: http://www.riskybrand.com/topics/report_report_121002/


【サマリー】
・「美容・健康・身だしなみのために、日ごろ行っていること(複数回答)」という質問に対して、「できるだけ歩く」と答えた人がこの2年で急増し3割を超えました。

・「できるだけ歩く」と答えた人は、2010年では23.3%でしたが2012年では32.0%となり、この2年で8.7ポイント増加しました。食生活・睡眠・ビタミン剤など、他の健康・美容法をあげた人は総じて微減傾向であった中、「できるだけ歩く」と答えた人だけが増加したことが注目に値します。

・「できるだけ歩く」人は、絶対値としては年配層に多い傾向にありますが、増減ポイントをみるとどの年代層でも10ポイント近く増加しています(下チャート参照)。『歩く』ことへの関心は、年配層だけではなく、幅広い年代で高まっていると理解できます。

グラフ: http://www.atpress.ne.jp/releases/30324/a_1.png


■年代別にみた「できるだけ歩く」人の割合
      2010年  2012年 増減
      (%)   (%)  (pt.)
10~20代  17.5   25.5  + 8.0
30~40代  22.3   30.3  + 8.0
50~60代  30.5   40.7  +10.2

世の中には健康・美容に関連する商品・サービスは数え切れないほどあります。成分の効能を訴求し「これを服用すれば健康・美容に良い」などといったプッシュ型のマーケティング手法も少なくありませんが、なかなか効果が実感できない場合や継続が難しい場合もあるでしょうし、商品・サービスの差別化が難しい場合も少なくありません。

『歩く』ことは、少し意識を変えるだけで誰でも、継続できる健康・美容法だといえます。『歩く』ことを切り口にした新しい商品・サービスの市場機会が期待できます。


■「できるだけ歩く」人は、自然志向・地球市民意識・シンプル志向が強いオピニオンリーダー

上記のデータを使用し「できるだけ歩く」と答えた1,338名と、それ以外の2,843名を比較すると、「できるだけ歩く」と答えた人の価値観は、そうではない人に比べて「自然に触れたい」「地球市民意識」「シンプル志向」「視野を広げる」「容貌への関心」「体験したい」「こだわる」といった要素が特徴的な、いわばオピニオンリーダーとして位置づけられます。

「できるだけ歩く」人は、必ずしも健康・美容といった身体的なメリットのためだけではなく、『歩く』ことから派生する精神的なメリットを感じていると理解することができます。


■「できるだけ歩く」人の価値観の特徴(上位7項目)
         (pt.)
自然に触れたい  +15.9
地球市民意識   +11.7
シンプル志向   +11.4
視野を広げる   +11.3
容貌への関心   +10.6
体験したい    +10.3
こだわる     +10.3

*上記のポイントは、リスキーブランドが測定している48の価値観要素について「できるだけ歩く」人(N=1,338)のポイントから、そうではない人(N=1,338)のポイントを差し引いた値。プラスの値が大きいほど、「できるだけ歩く」人に特徴的な価値観要素であることを意味します。

『歩く』というライフスタイルは、身体的なメリットに加えて、精神的なメリットを併せ持つと考えられます。食品/飲料のマーケティングも、『歩く』ことを切り口とすることで新しい魅力を提案できるかもしれません。

「できるだけ歩く」人は、商品を選ぶ際には、素材・原料への着目度が高い(+14.9ポイント)、シンプルなイメージが好き(+11.4ポイント)という特徴もあります。彼らのニーズを踏まえたマーケティングの工夫が求められます。


■「できるだけ歩く」人のタイプ分類
「できるだけ歩く」人の中にも意識の違いがあります。そのライフスタイルの違いによって商品・サービスの魅力の作り方は異なってくるはずです。そこで、「できるだけ歩く」と答えた1,338名のライフスタイルを統計的に分類すると、下記の4つのタイプが存在することが分かりました。

タイプA:堅実派      ~経済的な余裕が少ない人に多い~
タイプB:健康ガンバリ派  ~男性の中高年に多い~
タイプC:アクティブ派   ~女性の中高年に多い~
タイプD:スタイリッシュ派 ~経済的に余裕のある人に多い~

タイプA:堅実派
・「できるだけ歩く」人の25%の構成比。経済的な余裕が少ない人に多い。
・自分のことは、平凡・人並みだと思っている。
・好きな食品は、納豆、ハム、ソーセージ、スナック菓子。
・よく読む雑誌は「MORE」。
・次に車を買うとしたら、軽自動車。

タイプB:健康ガンバリ派
・「できるだけ歩く」人の23%の構成比。男性・中高年に多い。
・自分のことは、物静か・誠実だと思っている。
・好きな食品は、日本茶、和食・味噌汁。
・よく読む雑誌は「パソコン情報誌」。
・次に車を買うとしたら、安全技術・環境技術に優れた車。

タイプC:アクティブ派
・「できるだけ歩く」人の32%の構成比。女性・中高年に多い。
・自分のことは、明るい・元気があると感じている。
・好きな食品は、チーズ、イタリア料理、和食。
・よく読む雑誌は「レタスクラブ」。
・次に車を買うとしたら、概観/スタイリング、安全技術に優れた車。

タイプD:スタイリッシュ派
・「できるだけ歩く」人の20%の構成比。経済的に余裕のある人に多い。
・自分のことは、知的・明るいと感じている。
・好きな食品は、ビール、ミネラルウォーター、野菜ジュース。
・よく読む雑誌は「経済誌」。
・次に車を買うとしたら、安全技術・足回りの良い車

「タイプA:堅実派」「タイプB:健康ガンバリ派」は、従来的な健康・美容関連の商品・サービスの範囲内の市場かもしれませんが、「タイプC:アクティブ派」「タイプD:スタイリッシュ派」は、『歩く』ことを切り口にした新しい付加価値を形成できる市場として期待できるでしょう。


■MindVoiceとは
MindVoiceは、ブランド戦略コンサルティングを行う株式会社リスキーブランドと、ネットリサーチの大手マイボイスコム株式会社との共同調査です。毎年4,000サンプルの定量調査から得たデータベースを基に、商品企画やコミュニケーションなど企業のマーケティング戦略を支援するプログラムです。

調査地域:全国
調査対象:15~64歳の日本人男女(世帯年収300万円以上)
調査手法:インターネット調査
調査時期:毎年5月
有効回答:約4,000サンプル/年


■株式会社リスキーブランドについて
株式会社リスキーブランドは、企業のブランド戦略を支援するコンサルティング会社です。企業イメージや企業レベルでの営業効率の向上、マーケティングレベルでの商品企画やコミュニケーションなどに関わるブランド戦略及びデザインを提供しています。

ホームページ: http://www.riskybrand.com
Facebook  : http://www.facebook.com/riskybrand


■マイボイスコム株式会社について
マイボイスコム株式会社は、ネットリサーチ、行動付随型リサーチ、従来型リサーチ等で、調査設計から、集計・分析、レポート作成と報告までトータルに提供している『ネットリサーチ会社』です。また、こちらの調査以外にも約1,600件の自主調査結果を「アンケートデータベース」で広く公表しています。

ホームページ     : http://www.myvoice.co.jp
アンケートデータベース: http://myel.myvoice.jp/

@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press

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