梅雨時期に気になる浴室のカビ 冬場も目には見えにくいがカビは生えている!

@Press / 2013年12月11日 15時30分

(図1)浴室内の室温(1ヵ月間の平均)
ライオン株式会社(代表取締役社長・濱逸夫) リビングケア研究所は、生活者が不快に感じている住まいの汚れのひとつであるカビについての研究を進めています。この度は、季節による浴室のカビの生育について研究を行ったところ、冬場はカビの色が薄いため認識しにくいものの、梅雨時期と同じ程度生えていることがわかりました。
このことより、一般に「冬場は温度も湿度も低いのでカビは生えにくい」と思われているものの、実際には、浴室では目に見えにくいカビが生えており、季節にかかわらずカビ対策が必要であることが示唆されました。


■研究の経緯
浴室のカビを不快に思う生活者は多く、95%の生活者は「見た目の汚さ」等に嫌悪感を抱いており、88%の生活者は健康への影響を不安に感じています(当社調べ)。当社リビングケア研究所は、こうした不快なカビを予防する技術の研究を進めるなかで、2012年には、浴室の黒カビの発生原因が天井付近に潜んでいる原因菌であることをつきとめました。
一般に、黒カビの増殖に適した条件は、「温度(約20~28℃)」、「湿度(85%以上)」、「栄養」と言われており、温度、湿度が共に上がる梅雨時期は、1年のうちで最もカビが気になる季節といえます。しかしながら、浴室では入浴により温度や湿度が上がることや、住宅の高気密化や断熱性の向上により、温度・湿度の季節による差は小さくなっていると考えられます。
そこで1年を通して、徹底的に浴室のカビの発生を抑えるため、季節による浴室のカビの生育について研究を進めてきました。


■黒カビの増殖に適した高湿度になっている時間は、冬場も梅雨時期と同程度!
季節による浴室の温度・湿度の違いを調べるため、首都圏の6家庭の浴室に温度計と湿度計を設置し、梅雨時期と冬場のそれぞれ1ヵ月間の温度と湿度を計測※1しました。
その結果、梅雨時期の浴室内の平均温度は28℃であるのに対し、冬場の浴室内の平均温度は16℃にとどまることがわかりました(図1)。一方、湿度については、梅雨時期も冬場も黒カビの増殖に適した高湿度(85%以上)になっている時間は、1日のうちで同程度であることがわかりました(図2)。
これらの結果より、冬場の浴室は梅雨時期と比べ、温度は低くても湿度の高い時間は同様にあり、黒カビが発生するリスクはあると考えられます。

※1 梅雨時期:2007年6月19日~7月16日、冬場:2007年12月22日~2008年1月18日の間、6家庭(2~4人家族)の浴室に温度計と湿度計を設置し、5分毎に温度と湿度を計測。

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